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【UFC】平良が一本勝ちでオクタゴン3連勝! 木下憂朔デビュー戦は1R TKO負け、「RTU決勝」バンタム級で中村倫也が風間敏臣にKO勝ちでUFC入り決める、スピヴァクがルイスに一本勝ち

2023/02/05 11:02

▼ウェルター級 5分3R
〇アダム・フューギット(米国)9勝3敗(UFC1勝1敗)170.5lbs/77.34kg
[1R 4分36秒 TKO] ※左ストレート→パウンド
×木下憂朔(日本)6勝2敗(UFC0勝1敗)170.5lbs/77.34kg

メインカードには、2022年8月の「ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)」ウェルター級 で、ジョゼ・エンヒッキを3R、左ストレートでダウンを奪ってのパウンドでTKOに下して、UFCとの契約を勝ち取った木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組/ KILL CLIFF FC・MMA6勝1敗)が登場。MMA8勝3敗のアダム・フューギット(米国)と対戦する。

 身長182.9cm、リーチ181.6cmの木下に対し、フューギットは身長185.4cm、リーチ195.6cmと木下のリーチを14cm上回るが、前戦で身長195cm、リーチ199cmのエンヒッキをスイッチも駆使して下した木下にとっては苦にしないか。

 フューギットは、2022年5月のLFAでサウスポー構えからオーソのソロモン・レンフローの左フックに、内側からシャープな前手の右ジャブをカウンターで当てて1R TKO勝ち。

 UFCデビュー戦となった2022年7月の前戦「UFC277」では13勝無敗(UFC1勝)だったマイケル・モラレスに3R TKO負けを喫している。

 ベースは高校時代のレスリングで、柔術茶帯、ムエタイを学びMMAへ。モラレス戦で見せた左の蹴りとやはり右前手と長い左ストレートは注意が必要で、また、四つ組みからの大内刈でテイクダウンを奪うなど組みにも積極的だ。

 頭を下げての打撃で相手に金網を背負わせてシングルレッグからのバックテイクも成功させており、2つのリアネイキドチョーク、1つのキムラでの一本勝ちが、グラップリングベースを物語っている。

 誰が相手でも怪物ぞろいのウェルター級で、木下はいかにUFCデビュー戦を戦うか。前戦で試合中に負傷のなかでTKO勝ちを決めた、若干小さ目のケージのUFC APEXでの戦いは、木下にとってゲンのいい会場に出来るか。

 試合前の会見では、「いよいよ来たなという感じ。ワクワクしているのと、ようやくファイターとして、やっと始まるなという気がします。KOオンリーで勝ちます。いまの僕らが凄いということを見せたい。日本人が誰も成し遂げてないような記録や、インパクトのある試合を残していきたいと思います」と語っている。

 なお、木下が米国修行でともに練習したUFCファイターの佐藤天が現地に帯同し、セコンドを務める。

 1R、サウスポー構えの両者。木下は左ロー。詰めて組むが、フューギットは突き放す。さらに木下が蹴り足を取って詰めるが、足を抜いたフューギット。

 左ジャブを当てるフューギットは、蹴り足を取ってテイククダウン。シングルレッグ、さらに小外がけでテイクダウン。

 立つ木下は左ローも、そこで片足になったところにフューギットは左ストレート! 後方にダウンした木下は亀に。ハーフから亀に戻した木下は下からシングルレッグも切られ、
正対したものの、ヒジの連打を浴びるとレフェリーが間に入った。

 UFC初勝利を挙げたフューギットは「とても嬉しい。いいパフォーマンスが出来たと思う」と笑顔。木下はオクタゴンデビュー戦で苦い敗北となった。

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