▼バンタム級 5分3R
〇中村倫也(日本)136lbs/61.69kg
[1R 3分24秒 アメリカーナ]
×ググン・グスマン(インドネシア)133.5lbs/60.55kg
※中村は10月の準決勝に進出
前日計量で“ランデルマンスタイル”の金髪姿を披露した中村は、5歳からレスリングを始めて実績を積むと、2017年にはフリースタイルでU-23の世界選手権を制する。東京五輪を目指すも、あと一歩で出場権を逃し、レスリングからMMAに転向。2021年にプロデビューし2戦目で修斗のランカーを下し、3戦目ではPOUNDSTORMで国際戦も経験して全勝、器の大きさを見せた。これからの日本のMMAを背負って行く可能性のある選手。対するグスマンはインドネシアの8勝3敗の選手。
1R、右足前のサウスポー構えの中村は前蹴りで牽制。グスマンも右ストレート、右ハイを返す。ブロックする中村は右ジャブ、ダブルレッグへ。
A gorgeous submission from Rinya Nakamura puts him into the BW semis 👏
— UFC (@ufc) June 10, 2022
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亀になるグスマンに左手をリストコントロールして、右腕を腹固めへ。空いた右手で鉄槌、ヒジを打ち込むが後頭部への打撃となり、1P減点。
スタンド再開。左ハイを打ち、右ジャブ、左ストレートで圧力をかけバックヒジも。いったん引いて、グスマンが前に出て右の蹴りを打ってきたところに、その打ち終わりにカウンターのダブルレッグへ。ランデルマンばりにリフトして両足をさばいて落として、すぐにサイドを奪い、アメリカーナへ。グスマンがタップした。
試合後、中村はすべて英語で「レスリングは、U23のトーナメントでも優勝しているもの。このトーナメントに招いてくれた方々に感謝します。(相手の打撃に)驚きはなかった。自分の動きに集中していた。今日は自分の日になった」と語った。
9月のトーナメント準決勝は、前日に勝利した風間敏臣との日本人対決となった(※追記・10月アブダビで準決勝、中村の対戦相手は野瀬翔平に変更)。
#RoadToUFC Official Result: Rinya Nakamura def Gugun Gusman by submission, americana, Round 1, 3:24.
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“I came here to (become) UFC champion.”
— UFC News (@UFCNews) June 10, 2022
Rinya Nakamura's focus goes beyond winning the Road To UFC tournament, and he's eager to show more of his skills next time out.
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試合後、バックステージで中村は「僕はUFCチャンピオンになるためにここに来ました。Road To UFCトーナメントで優勝するだけでなく、次回はもっとスキルを発揮したい」と語っている。