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レポート

【DEEP】裁定変更、森俊樹が反則のグラウンドヒザで「失格」安井飛馬の反則勝ちに。太田が中村から2度ダウンを奪い判定勝ち、堂園が唐沢の寝技断ち切りTKO、橋本が横内下す、石原がホロウェイセコンドのレオンに競り勝つ、井上、トミーが一本勝ち、寉岡が判定勝ち、藤井とsawが大熱戦、JTT中尾、佐藤が判定勝ち

2026/04/19 17:04
 2026年4月19日(日)東京・ニューピアホールにて『SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND』(U-NEXT/DEEPメンバーシップ配信)が開催された。全選手が前日計量をクリア。チケットは指定席完売により当日「立見券」のみ販売(※昼の部の『DEEPフューチャーキングトーナメント2025』リポートはこちら)。※写真・詳報追加あり ▼DEEPフェザー級 5分3R ※選手名から前戦〇安井飛馬(JAPAN TOP TEAM)66.20kg[2R 3分47秒 TKO] ※安井の左目負傷でドクターストップ[反則] ※森がグラウンド状態の反則ヒザで「失格」に裁定変更×森 俊樹(FIGHTER'S FLOW)66.20kg  安井は、柔道で兵庫県学生体重別選手権大会優勝。2021年7月、BreakingDown第1回大会で勝利し、朝倉未来1年チャレンジ2期生として現JTTに加入。DEEP FKT2023ライト級優勝。2024年8月のDEEPフェザー級で劉獅に判定勝ち。12月に牧野滉風を腕十字に極め、24年大晦日に鈴木博昭に判定勝ちでプロMMA4連勝も、25年11月に鹿志村仁之介に判定負けで初黒星を喫した。MMA4勝1敗、25歳。  前日計量で安井は「JTTの安井飛馬です。久しぶりにDEEPでの試合を組んでいただいてありがとうございます。今回、初めてのメインなんですけど、しっかり役目を果たして盛り上がるような試合にしたいと思ってます。未来さんも今日、記者会見というか多分試合が決まる会見があると思うんですけど、僕は同じ舞台で試合をしたいと思ってるんで、この一戦は絶対に負けられない一戦と思っています。しっかり勝って、実力もかなりついてきてるんで、盛り上がるような試合にします」と意気込み。  対する森は、高校からレスリングを始め全日本選手権3位、社会人で日本一に輝きオリンピックを目指して上京するも引退後に大学コーチを経てプロ格闘家への道を進んだ。2022年5月のDEEP東京大会でプロデビューを果たし、現在6勝無敗のJTT山本諷志に2R一本負けしたが、12月には現在ライト級タイトル戦線で活躍中の倉本大悟を僅か31秒でKO。現在8勝2敗の倉本に対日本人で唯一黒星を突けている(※倉本のもう一つの黒星はキム・ギョンピョ戦)。  その後もレスリングで培った圧倒的な組み技を武器に拓MAX、ケンヤスキーを破った。強豪の相本宗輝、古根川充に敗れるも、FIGHTER'S FLOWに移籍して新たな環境でスタート。狩野優、鈴木琢仁と実力者相手に黒星を喫した。今回の安井飛馬戦は一発逆転の大きなチャンスと言える。2年1カ月ぶりの白星を、難敵・安井飛馬を相手に掴めるか。32歳。  前日計量で森は「FIGHTER'S FLOWの森俊樹です。明日は知名度の高い安井選手とメインで戦えることがすごく光栄だと思います。SNSではフォロワー数負けてますが、試合では全面的にひっくり返して僕が勝つので、明日は僕の応援、フォローよろしくお願いします。明日はジャーマンスープレックスかましたいと思います」と自信を見せた。  1R、サウスポー構えで相手の外足を取り、左ストレートの森。オーソの安井は右前蹴り。スイッチしての左ロー。右ジャブを突く森の内側から左を打つ。距離が近くなり組もうとした森を左フックで剥がした安井。さらに大きな左右で前に。  サークリングでかわす森に左ローを当てて森を回転させた安井は、向き直ったところに左右ストレートをヒット。そのままケージに詰めて組むも森は右で差し、左小手巻き投げの安井の左脇をくぐろうとする。安井は左小手、右手で森の左足首をアンクルピックで崩すが、ケージ使い体勢戻して差した右手で安井の顔を押して右足を外に踏み出しスタンドバックに回る森。  森のバッククリンチの体勢からチキムラを狙う安井は小内刈で左足を刈って森を崩してキムラを絞ろうとするが、上体を金網に立てて座った森はバックから右足のフックも狙う。両足をかけさせない安井は、足を外して腰をずらしに。リアネイキドチョークの森に正対する。  座る森の両足を束ねに行く安井、足を抜く森は安井の頭を抱えてギロチンプレッシャーで立ち上がりを狙う。首を抜いた安井に森はフックガードから立ち上がりに。安井はその際で左腕でギロチンを狙うも下に。 【写真】メインレフェリーからは死角だった1発目のグラウンドヒザ。ケージ外のサブレフェリーが目視。  森は下からの安井の三角絞め狙いにDEEPルールでOKの踏みつけ2発! 腕十字に移行した安井をリフトし、スラムする。安井は再び三角に切り替え。  さらに安井は下から森の右足をすくいに行くが、その右足で森はグラウンド状態で反則の顔面ヒザ。1発目を被弾した安井は、続く2発目と3発目のグラウンドヒザは腕でガード。しかしこのグラウンドヒザは反則。1R終了時に森に反則グラウンドヒザで「減点1」のイエローカードが出される。  2R、左目が開けられない安井は左目を気にする。安井の右の蹴りと森の左ローが交錯。森の左ストレートを被弾。電車道で下がった安井は森と左四つに。クラッチして左をかちあげて崩す森に残す安井。森の小外がけ、ケージを掴んだ安井だが離す。  森は再び崩して脇潜りバッククリンチへ。さらにバックから持ち上げ投げて安井に両手を着かせるとその際でたすき狙いから足をかけようとする。それを嫌い正対した安井を倒してサイドを奪う森は腰を抱く。亀になって立つ安井に左のサッカーキック。かすめた安井だが左目を腫らしている。レフェリーが試合を止め、ドクターチェック。  再開。左目が開けられない安井。左インローの森。続く森の左を被弾する安井、森の左の蹴りに左前手を振るが空振りで体勢を崩し両手を一瞬マットに着く。そこにサッカーキックを腹に当てた森は、すぐに立つ安井をケージに詰めて左ストレート。クリンチで体を入れ替える安井。森はヒザ。安井は左で差して右で引手をつかんで投げに。  腕を抜いてすかした森。両者立ち上がり。右を振る安井。見合ったところで安井の左目を確認したレフェリーが試合を止めて、再度ドクターチェック。試合ストップ。森のTKO勝ちとコールされた。右手を挙げられた森は表情を変えず。  しかし、試合後、安井の負傷が反則のヒザで負ったものか確認中とのアナウンスがあり、その後、正式に試合結果は森の「失格」で安井が反則勝ちとなることが佐伯繁代表から発表された。DEEPルールではサッカーキック、踏みつけはOK。グラウンド状態での頭部へのヒザはNGとなっている。 DEEP公式「メインイベントで行われた安井飛馬VS 森俊樹の試合は森選手のTKO勝ちとなっていましたが試合後にレフェリー陣営と映像をみて競技した結果で森選手の反則による失格になりました」 【追記】試合後、佐伯繁代表は、「メインの1Rの森選手がストンピングしたときに反則のヒザ蹴りがあってイエローカードも出ていました。競技審判団が動画も確認したところ、追撃の反則のヒザにより、安井選手が試合できる状態じゃなくなったということで、森選手が失格になりました。安井選手の反則勝ちです」と裁定変更の説明をし、「怪我の状況次第ですが、早めに再戦を組むことが一番かなと思う。安井君もこのままだとそうそう行かないしね」と再戦の可能性を語っている。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R ※選手名から前戦〇太田将吾(NEX SPORTS)66.10kg[判定3-0] ※20-18×3×中村雄一(パラエストラ八戸) 66.25kg    1R、太田の組みの際でトップになる中村だが立つ太田は右を当ててダウンを奪うとパウンドラッシュ! しかし凌いで立った中村は跳びヒザ。太田は辛うじて潜る。  2R、左右からダブルレッグから小外で崩す太田に立つ中村。ワンツー、左フックを打ち抜く太田はなおも詰めて右から左でダウンを奪うとパウンド。中村もシングルレッグで立ち上がるがゴング。  判定3-0(20-18×3)で2度のダウンを奪った太田が勝利し、セコンドについたチームメイトの「伊藤裕樹、誕生日!(※4月19日で29歳)」と咆哮した。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R 〇堂園 悠 (修和館)10勝5敗 ※6連勝中 61.55kg[1R 3分03秒 TKO] ※パウンド×唐沢タツヤ(GRABAKA)61.60kg※3連勝中の清太郎(K-clann)は怪我で欠場  1R、先にシングルレッグの唐沢は引き込むも立つ堂園。  左の蹴りの唐沢はシングルレッグからケージまでドライブも、差し上げて体を入れ替えてケ-ジに押し込んだ堂園は、パウンド連打! レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R 〇橋本優大(CAVE)57.10kg[判定2-1] ※19-19マスト橋本2, 19-19マスト横内×横内三旺(Battle-Box) ※57.45kg→再計量57.02kgでクリア  1R、横内のダブルレッグにギロチンを合わせる橋本。再三組み直すも首を抜いた横内はパス狙いから足関節、内ヒール狙い。トップの取り合いからスタンド。跳びヒザを当てる横内wキャッチした橋本、横内は抱え十字を狙う。  2R、横内のダブルレッグを差し上げる橋本に首投げの横内。首抜き立つ橋本は右を振るが、そこに横内は左ヒザ、右カーフ。橋本も右オーバーハンドを返す、互いにスタミナ苦しいなか、橋本が右で詰めてゴング。  判定2-1(19-19マスト橋本2, 19-19マスト横内)のスプリットで橋本が接戦を制した。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R ×コビー・レオン(Gracie Technics/Nito Boxing)57.00kg[判定0-3] ※19-19マスト石原×3〇石原 射(GRABAKA) 56.75kg  1R、詰めて組んでボディロックテイクダウンのレオン。立つ石原を再び崩してバックからボディトライアングル。ずらして立つ石原にボディ打ち、ヒザ。左で差し返して体を入れ替える石原をすぐに回してヒザ突くレオン。石原はバックブロー。かわしたレオンが詰める。  2R、ワンツーからシングルレッグのレオンを突き放す石原がシングルレッグテイクダウン! 立つレオンは打ち合いで前に。テイクダウンからバック引き込みも、手首を掴んで正対してトップは石原! レッスルアップで押し込んだレオンに石原はニンジャチョークからギロチンで崩してゴング。  判定3-0(19-19マスト石原×3)で、佐藤将光セコンドの石原が、グレイシーテクニクスのレオンに競り勝った。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R ×安永吏成(IRIE BASE)57.00kg[判定0-3] ※19-19マスト高橋×3〇高橋健斗(BRAVE GYM) 57.00kg  1R、ともにサウスポー構え。左カーフから右フックの安永、ケージに詰めて組む。高橋は払い腰テイクダウン。すぐに立つ安永、右フックの相打ちから、左カーフの安永、高橋は左ハイ。ガードの安永はカーフ。  2R、ダブルレッグテイクダウンの高橋。サドルロックから内ヒール狙い。足を組んで防ぐ安永。足を外してバックに移行の高橋はボディトライアングルでバックからパウンド。マウントから腰を押して足を戻して脇差した安永がトップになってゴング。  判定3-0(19-19マスト高橋×3)で高橋が勝利した。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R ×朝比奈龍希(JAPAN TOP TEAM)61.70kg[2R 2分41秒 リアネイキドチョーク]〇井上セナ(K-clann) 61.65kg  1R、朝比奈の組みから左で笹いて投げるとバックに落とした井上は組みヒザ。しかしテイクダウンでトップの朝比奈。シングルレッグで立つ井上はサウスポー構えから左の蹴りもそこに朝比奈はダブルレッグテイクダウン。  2R、井上の左ヒザをかわした朝比奈がテイクダウン。立つ伊能は前転もついていく朝比奈はバッククリンチから小外で崩すが、スクランブルでトップの井上は肩固め狙いからバック、リアネイキドチョークでタップを奪った。 [nextpage] ▼DEEPライト級 5分2R  〇トミー渡部(KATANA GYM)70.80kg[1R 1分22秒 リアネイキドチョーク]×井上竜旗(剛毅會) 70.60kg  1R、左右で詰めたトミーがシングルレッグから村上を崩してバックに乗ると、背中に乗せた村上にトミーは背後からリアネイキドチョーク。最後はグラウンドに引き込んで極めた。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R アマチュアSルール 〇寉岡樹記(MASTER BRIDGE/INHERIT ONENESS)61.55kg[判定3-0] ※19-19マスト寉岡×3×川口海翔(ALLIANCE) 61.50kg  1R、川口がシングルレッグからボディロックテイクダウン。かつぎパスからバック狙い寉岡は立ち上がり。寉岡のカーフにさらにダブルレッグテイクダウンの川口。蹴り上げ立つ寉岡は右ヒザでダウンを奪うと、立つ川口もジャブ、ダブルテイクダウン。  2R、右カーフ、左ミドルボディ打ちの寉岡に、川口は左ジャブを刺してボディロックテイクダウン。立つ寉岡にジャブロー。左をかわして脇潜りバックへ。スクランブル狙う寉岡をかつぎパス。立つ寉岡と左右を打ち合い、ゴング。  熱戦の判定は3-0(19-19マスト寉岡×3)で寉岡が勝利。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R 〇藤井 連(FIGHTER'S FLOW)66.20kg[判定2-1] ※19-19マスト藤井×2, 19-19マストsaw×マイティ・saw(T・GRIP TOKYO) 66.20kg  1R、左右で詰めるsawに藤井は右テンカオ。ボディロックテイクダウンのsawはバックに乗るが、着地。さらに組み続けるsawを剥がした藤井は右から左でダウンを奪い鉄槌! 足を手繰り立つsawが押し込みゴング。  2R、 首相撲ヒザの藤井にシングルレッグからハイクロッチで崩してバックテイクのsaw。ボディトライアングルからリアネイキドチョーク狙いからパウンド。藤井の亀にネルソンからダース狙い、首を外した藤井が上も、sawは股をくぐり、バックでゴング。  判定2-1(19-19マスト藤井×2, 19-19マストsaw)でダウンからニアフィニッシュを作った藤井が熱戦を勝利。 [nextpage] ▼DEEPフェザー級 5分2R〇中尾 響(JAPAN TOP TEAM)65.95kg[判定3-0] ※19-19マスト中尾×3×山田葵生(ALLIANCE)   1R、JTT中尾のシングルレッグからのボディロックに引き出されない山田は左ジャブ。さらにシングルレッグの中尾に山田は前蹴り、キムラで崩して鉄槌連打。中尾のボディロックからの崩しを跳ね上げ、スタンド。中尾が詰めて押し込む。  2R、組んで崩す中尾はバックに、前に落とした山田に、下の中尾は朝倉未来がクレベルに決めたスイープ。バック、さらにスロエフストレッチで細かいパウンド。  判定3-0(19-19マスト中尾×3)で中尾が勝利。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級3分2R アマチュアSルール 〇佐藤聖優(JAPAN TOP TEAM)63.80kg[判定3-0] ※20-18×3×サンシャイン(FIRED UP GYM) 63.35kg  JTTの佐藤のセコンドには朝倉海。  1R、サンシャインのダブルレッグを切ってギロチンプレッシャーからボディロックテイクダウンの佐藤。サンシャインは下から三角、センタク挟みで絞める。  2R、佐藤のダブルレッグにギロチンを会わせに行くサンシャイン。佐藤はハーフでトップ。首を抱えて立つサンシャインを佐藤が崩して最後にトップに。  判定は3-0(20-18×3)で佐藤が勝利。 [nextpage] ▼DEEPフライ級3分2R アマチュアSルール〇荒井夕翔(FIRED UP GYM)57.85kg[1R 1分16秒 TKO] ※パウンド×ごとう瑠海(Y&K MMA ACADEMY)57.50kg 1R、荒井がボディロックテイクダウン、マウント&パウンドの際で立ったごとうにヒザ蹴り連打、倒れたごとうをパウンドアウト。
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