▼第5試合 フライ級 5分3R
〇清水清隆(TRIBE TOKYO MMA)56.9kg 2009年ネオブラッドトーナメント・フライ級優勝、第2代スーパーフライ級王者・24勝14敗3分 ※PANCRASE引退マッチ
[2R 4分17秒 リアネイキドチョーク]
×佐々木亮太(蒼天塾あざみの道場)56.95kg 9勝6敗2分
清水清隆、7年ぶりのPANCRASEは「サヨナラ」を言うために──。現役引退を決めた“少年”清水清隆が7月18日、PANCRASEラストマッチに臨む。2008年にデビューし、2015年までのPANCRASE戦績は、勝率7割、わずか1敗の13戦9勝1敗3分。PANCRASEラストマッチで勝利を二桁にするか?
対するは“サイレント スコープ”佐々木亮太。清水と同年の2008年に江泉戦でPANCRASEデビュー、2011年の曹竜也戦後はZSTに参戦し、2022年5月大会で11年ぶりにPANCRASEマットにカムバック。今井健斗を相手にアームロックを極めている。
清水がPANCRASEラストマッチを綺麗に飾るか、サイレントスコープ佐々木が一発必中のアームロックを極めるか。ネオブラ以来の再会となる。
清水「自分はPANCRASEでラストマッチです。下の子たちにいいところを見せられるように必ずKOします。応援よろしくお願いします」
佐々木「正直言って、今回の試合、オファーを頂いてから今までで一番悩んで、かつMMAという競技に集中できたと思います。清隆選手の舞台っていうのは十分承知なんですけど、その舞台に佐々木亮太という名前を刻み込めるように頑張ります。よろしくお願いします。以上です」
1R、ともにオーソドックス構え。清水は右ロー。佐々木は左ジャブ。清水はワンツーから右ローに繋ぐ。左に回る佐々木。同じ左フック、右ローで佐々木の身体を流す清水。
佐々木はその入りに前足にシングルレッグも足を抜く清水。なおも右カーフキックを当てる清水! 右の飛び込みも。ブロッキングする佐々木。ダブルレッグに入る佐々木にギロチンチョークを極める清水。
佐々木は右で腹を叩く。左で足を越えようとするが、すぐに腰を逃がす清水は下から頭にヒジ。腰に足を当ててコントロール。佐々木は腰を抱いたまま動けず。3者10-9で清水のラウンドに。
2R、中央に出る佐々木だが、取り返す清水。遠回りでサークリングする佐々木。左ジャブを突くが遠い。清水は左ジャブ、右三日月蹴り、さらに左フックをヒット! 佐々木のシングルレッグの組み付きを剥がして上に。肩パンチを入れてヒジ! 右で差してブリッジしてスイープは佐々木。
ともに立ち上がり、スタンドからカーフキックを前足に当ててダウンを奪う清水は、右で脇差し、左ヒジ! こすりながら落とし、背中を見せた佐々木のnバックに。 4の字ロックからパームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた。
一呼吸を置いて、涙を流した清水は、「素晴らしいい時間で、皆さんにダンスにつき合っていただきありがとうございます。長南さんはじめ、応援してくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。。どうしようもない自分を応援してくれて、感謝しています。佐々木くんもメリットのない試合を受けてくれてありがとうございます。今日はありがとうございました」とケージ上で語り、長南亮TRIBE TOKYO MMA代表と記念撮影に収まった。