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【ONE】ストロー級女王ジンナンがアンジェラに5R判定勝ちで7度目防衛に成功、初のグラップリング王者ムスメシはDJ戦を希望、スタンプがラズワンに競り勝つ、アミールが脅威のTKO勝ち! グレゴリアンがオズカン下す、髙橋遼伍が攻勢もイエロー2枚で判定負け

2022/10/01 04:10

▼ムエタイ アトム級 3分3R
〇アニッサ・メクセン(アルジェリア)114.75 lbs, 1.0095
[判定3-0]
×ダオコンファー・バンチャメーク(タイ)115.25 lbs, 1.0066

 メクセンはこれまでISKA世界K-1ルールバンタム級王座、WAKO世界K-1ルール同級王座、GLORYスーパーバンタム級王座(2度)、WPMF世界フライ級王座など合計16本のベルトを獲得し、戦績は驚異の100勝(32KO)5敗という女子キックボクシングの生ける伝説(現在33歳)。サバットでもフランス王者、ヨーロッパ王者、世界王者になっている。ONEとは2020年8月に契約し、2021年9月に念願の初登場。クリスティーナ・モラレスを2RでKOした。


 ONE初登場のダオコンファーはWBCムエタイ世界王者で、ONE女子アトム級ムエタイ世界女王のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)に2度勝利している。所属はブアカーオ率いるバンチャメークジム。


 この試合はアトム級で行われるはずだったが、52.28kgキャッチウエイトに変更された。


 1R、先に仕掛けていくのはメクセン。前に出てワンツー&ロー。その後も右ローを蹴りながら左フック、ワンツーを狙う。ダオコンファーは待ちの姿勢でローは左スネでカットするが、ジャブを始めとするパンチをもらう。しっかりと攻撃を散らしていくメクセン。


 2R、いきなり首相撲の展開となるが、ブレイクになるとメクセンがストレートの連打。ダオコンファーも打ち合いに応じるが、右フックでヒットを奪うのはメクセンだ。ダオコンファーは打ち負けると首相撲に持ち込む。メクセンがパンチ&ローで攻める→ダオコンファーが首相撲に持ち込む→ブレイクという展開が続く。ダオコンファーはヒザを上げるが有効的なヒザ蹴りはない。


 3Rは前に出てくるダオコンファー。メクセンは下がりながらも右カーフ、左ミドルを蹴り、ジャブを突く。ステップでダオコンファーの前進をかわし、ほぼ一方的に攻撃を当てていく。ダオコンファーは組み付いてのヒザに活路を求めるが、すぐにブレイクとなり離れるとメクセンが面白いようにパンチを当てていく。二段蹴りも放つ余裕が見えるメクセン。


 最後までメクセンのペースは変わらず、判定3-0でメクセンが完勝した。

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