▼ONE世界フライ級サブミッション・グラップリング選手権試合 1R12分
〇マイキー・ムスメシ(米国)134.50 lbs, 1.0233
[判定]
×クレベル・ソウザ(ブラジル)135.00 lbs, 1.0191
ONE初のサブミッション・グラップリングの王座戦。
25歳のマイキーは、アメリカ人として4人目のムンジアル覇者。2000年にBJ・ペン、2005年にロバート・ドリスデール、2007年にハファエル・ロバト・Jrが制して以降、10年間、ブラジル人が占めていた表彰台に2017年にライトフェザー級(64kg)で頂点に立つと、2018年にも同級を連覇。
2019年はルースター級(57kg)、新型コロナウイルスの影響でで中止となった2020年を経て、2021年にもルースター級で優勝するなど、競技柔術における最軽量級世界最強の選手といっていい。4月にはケージグラップリングで今成正和をリアネイキドチョークで極めている。ソウザは2017年にムスメシと柔術で2度対戦しており、1勝1敗の戦績。
1R、先にガードで下になるムスメシ。ソウザの右足をつかむムスメシだが足を抜くソウザ。両足をさばこうとするソウザ。ムスメシは左足を掴んでヒザを伸ばそうとするが右足で蹴って抜くソウザ。
側転パス狙いからムスメシの足を掴むソウザ。ソウザの足を掴んでバックテイクを狙うが、スクランブルで正対し離れるソウザ。
ムスメシは下から右足オーバーフックから右足をかけるが、中腰で抜くシウバ。さらに左足にサドルロックのムスメシに、足を抜くシウバ。上からアタックのソウザに下から足を手繰るムスメシ。両足をさばこうとするシウバ。片足をたぐるムスメシ。抜くソウザ。互いに足関節ヒザの取り合いから、外ヒールを狙うムスメシ。
パスを狙うシウバの腕を狙うムスメシ。腕を抜くと、ムスメシは下からニースライサー気味に「キャッチ」獲得。極まっていないという表情のシウバ。側転パスで場内を沸かすソウザに、最後にムスメシが上になってゴング。
ジャッジは下から仕掛け、キャッチを取ったムスメシを支持。ベルトを肩に眼鏡をかけたムスメシは、「とてもタフな試合で10分間の戦争のような試合だった。嬉しいです。攻撃を続けてキャッチを取ったので自分が勝ったとは思った。(次は誰と?)リスペクトを込めてデメトリアス・ジョンソンの名前を挙げさせてもらいます」と語った。