▼RIZINスーパーアトム級(49kg)ワールドGP準決勝 5分3R
〇伊澤星花(日本・フリー)
[2R 4分56秒 腕十字]
×アナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ・SC BORETS/SUBHUNTER)
現RIZINスーパーアトム級王者で、1回戦でブラジルの強豪ラーラ・フォントーラに一本勝ちした伊澤は、「まずアナスタシア選手、来てくれてありがとうございます。明日は世界的に注目されている試合だと思うので、そこで伊澤星花の強さを世界に証明したいと思います」と、セミファイナルの試合で王者の強さを見せたいとコメント。
スタンド、組み技とオールラウンドなMMAでRENAを苦しめたウクライナのアナスタシアは、「再び日本に来ることが出来て光栄で、嬉しいです。見応えのある試合をしたいと思います。全力で頑張ります」と笑顔で語った。
ウクライナ国旗とともに入場したアナスタシア。伊澤は空色のコスチュームで入場。
1R、ともにオーソドックス構え。伊澤の左ローに左右を突くアナスタシア。伊澤は前蹴り。アナスタシアの右の蹴り返しに、カウンターのダブルレッグテイクダウン! すぐに上四方に回ろとするが、足を戻したアナスタシアは足をかけてバック狙い。正面に戻る伊澤にハイガードで下から腰を切って腕十字狙い。
ここも防ぐ伊澤だが、アナスタシアはフラワースイープ狙い。さらに下からラバーガード、左右でヒジを打つ! さらに四角に組みデッドオーチャードの形もいったん上体を立てた伊澤にアナスタシアは下から三角狙い。伊澤はストレートフットロック狙いも、突っ込んで外したアナスタシアが上を取り返してゴング。下から攻めたアナスタシアのラウンドに。
2R、左ミドルの伊澤、アナスタシアはワンツー&ミドル。伊澤のバックフィストの打ち終わりに組み付き、前転する伊澤についていき上に。しかし伊澤は下から三角絞めを逆足で組んで下からヒジ! さらにオモプラッタも回らなないアナスタシアは足関節からストレートフットロックへ! ここでの上の取り合いで首を抱えるのは伊澤!
アナスタシアも下からインバーテッドガードで互いにセンタク挟み! しかし上四方の伊澤はアームロック狙い。アナスタシアが正対したところに三角絞め、アナスタシアが右手を股間に入れて防ぐと、伊澤は腕十字に移行し、タップを奪った。パク・シウが待つ12月のGP決勝に進出。2021年10月のDEEP以来の再戦となる(※前戦は伊澤がシウに判定勝ち)。
ハグをかわした両者。唯一の日本人選手として決勝に残った伊澤は、「今回は泣いてません! 二回戦、遠いところから来ていただきありがとうございました。ほんとうに強かったです。やっていて初めて相手と通じ合えた気がしました。弟の風我、セコンドのCOROさんがタイトルマッチがあるので見てください。ポンコツと呼ばれていますが、すごい尊敬している先生です(笑)。決勝戦も頑張ります」と笑顔で語り、アナスタシアとともにウクライナ国旗を掲げた。