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レポート

【DEEP】フライ級GPで伊藤が原に勝利、安谷屋が小川に見込み一本勝ち、本田が越智との大熱戦を制す、ジェウンが渋谷を極める! 芦田が今成の関節封じる、鈴木が住村をKO、倒し倒され、石司が山本を流血TKO!

2022/08/21 17:08

▼第9試合 DEEPフライ級GP 1回戦 5分3R
〇安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)57.00kg
[1R 1分51秒 キムラロック] ※レフェリーストップ

×小川 徹(TRIBE TOKYO MMA)57.20kg

 TRIBE TOKYO MMAの小川は前フライ級キング・オブ・パンクラシスト。2021年10月に上田将竜が小川のPANCRASE暫定王座に挑戦も、小川が右ストレートを効かせてテイクダウンも奪取。判定3-0で初防衛に成功。2022年3月21日のPANCRASEで猿飛流に判定負けで王座陥落。今回のフライ級GPでDEEPに初参戦する。

 安谷屋は、2014年に主戦場をDEEPに定めると12月のDEEP 70では山中憲次に勝利し、16年10月のDEEP CAGEではランボー宏輔からチョークスリーパーで一本勝ちを。しかし、その後、井上直樹、荻窪祐輔、柴田“MONKYEY”有哉相手に3連敗を喫した。しかし18年4月のDEEP CAGE大阪では横溝和也から一本勝ちを収めると、同年9月には坂巻魁斗を破るなど一つのドローを挟み再び3連勝を飾り、トップ戦線に浮上する。今年2月にはDEEP 100回大会で松浦貴志を破り、6月にRIZIN参戦経験もある伊藤裕樹と対戦。この一戦に勝利すればタイトルマッチに手が掛かるところだったが、伊藤のリアネイキッドチョークの前に、無念の一本負けを喫し、タイトル挑戦権を逃している。2021年11月のRIZINで宮城友一にTKO負けからの再起戦となる。

小川「DEEP初参戦ということで、初めて僕のことを見る方もいると思いますので、ぜひ期待していてください。ブッ倒します」

安谷屋「明日はしっかりブッ倒しますので、応援をよろしくお願いします」

 1R、サウスポー構えの小川、オーソドックス構えの安谷屋は右を振り左右高速ラッシュからダブルレッグへ。

 これをしっかり差し上げスタンドバックの小川に安谷屋はキムラクラッチから回して上に。頭をまたいでのキムラロックに動けない小川に植松直哉レフェリーが見込み一本で試合を止めた。

 ルールミーティングの「完全に入っていた場合、止める」との判断通りのストップだが、タップせずに納得しない小川も猛抗議。セコンドの青木真也がなだめ、ケージを後にした。

 試合後、安谷屋は「小川選手戦ってくれてありがとうございます。PANCRASEの前チャンピオン? そんなの知らねえ! ここはDEEPだ、俺が優勝するからよく見てろよ!」と叫んだ。

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