▼第6試合 DEEPフェザー級 5分3R
×今成正和(今成柔術)66.30kg
[判定0-3] ※28-29×3
〇芦田崇宏(BRAVE)66.20kg
DEEPでフェザー級&バンタム級の二階級制覇を遂げた“足関十段”今成正和が5年5カ月ぶりにDEEPマットに帰還。元フェザー級王者・芦田崇宏と対戦する。
今成のDEEP参戦は、2017年3月の「DEEP78」以来。そのときは、後のライト級王者の大原樹理を1R ヒールフックで極めている。
以降、ONE Championshipで活躍し、2021年6月のRIZINでバンタム級GPに参戦。瀧澤謙太に判定で敗れたものの、2021年10月のMMAの前戦「RIZIN LANDMARK vol.1」では、春日井“寒天”たけしに1R、アームバーで一本勝ちしている(※グラップリングでは2022年4月のONEでマイキー・ムスメシと対戦)。
対する32歳の芦田は、2019年10月の「DEEP 92」で長倉立尚に判定勝ち以来のDEEP参戦。2020年9月からRIZINに参戦している芦田は、萩原京平に1R 一本勝ちすると、2021年10月に金原正徳に2R TKO負け。2022年4月の前戦ではカイル・アグォンに判定負けしており、2連敗中。「RIZINバンタム級GPで(今成と戦った)瀧澤選手のような(足関節防御一辺倒の)試合になはならないと思います」と語る。
ボクシング&レスリングがベースの芦田は、今成の関節技を断ち切れるか。46歳の今成は、DEEPのケージで芦田をとらえることが出来るか。
芦田「DEEPファンの皆さん、お久しぶりです。久しぶりのDEEP参戦がすごく楽しみです。フライ級GPの前に、会場を一番盛り上げたいと思うので、応援よろしくお願いします」と、最後のGP4試合につなぐ第6試合で、「一番盛り上げたい」と意気込みを語った。
今成「どうも今成です。久しぶりです。えーと、お楽しみに」
1R、サウスポー構えの芦田。オーソドックス構えの今成はインローからイマナリロール。芦田はそのインサイドガードにステイする。今成は下からオモプラッタ狙い。前転せずに正対狙う芦田。
右腕をからめ左腕も背後から固めようとする今成に、腕を抜き正対する芦田。そこに足関節狙いの今成はサンカクに組むが、ヒザを抜いた芦田とダブルガードに。
上を取り、ハーフの芦田にパス狙い。左でオーバーフックして絞ってヒジを突く今成! ブリッジからリバーサルする芦田。下から左腕を抱える今成にインサイドガードから左のパウンドを連打する芦田。下の今成もヒジを突く。
2R、イマナリロールを切る芦田。2回目のスライディングに足を取り、インサイドガードに入る芦田。中央にステイし上からこつこつ鉄槌の芦田に、今成も両踵をこつこつ腰に突く。
下からコントロールしていた手首を外して今成。頭を抱える今成にボディと顔面に細かいパウンドは芦田。徐々に強いパウンドに。足は腰にあてる今成。ハイガードの三角狙いから頭を超えて、芦田の右腕を三角に固める今成は下から鉄槌。芦田も左手でパウンドを返す。
3R、右足にロールする今成。最初のロールは切る芦田だが、2回目は今成が腕で足をすくいガードに。左足を脇下から抱えてオモプラッタ狙いの今成。腕をからめられず正面に戻る芦田。
右手をマットに着いた芦田。そこに左足を脇から抱えて再びオモプラッタ狙いの今成。腕を抜く芦田。下からの今成の蹴り上げに足をさばいてインサイドガードに。右の鉄槌を2連打。
下の今成はケージを蹴って腰を切って腕十字も狙うが、頭にかけかせない芦田が右のパウンドでゴング。 判定は3-0(29-28×3)で今成の仕掛けを潰して細かいパウンドを当てた芦田が勝利した。