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レポート

【DEEP】フライ級GPで伊藤が原に勝利、安谷屋が小川に見込み一本勝ち、本田が越智との大熱戦を制す、ジェウンが渋谷を極める! 芦田が今成の関節封じる、鈴木が住村をKO、倒し倒され、石司が山本を流血TKO!

2022/08/21 17:08

skyticket Presents DEEP 109 IMPACT 試合速報

2022年8月21日(日)東京・後楽園ホール

▼第10試合 DEEPフライ級GP 1回戦 5分3R
〇伊藤裕樹(ネックス)56.90kg
[判定4-1]
※29-28×2, 28-29 30-27×2
×原 虎徹(CAVE)56.95kg

 2021年9月の「DEEPフライ級暫定王座戦」で藤田大和に判定2-3で敗れて王座を獲得できなかった伊藤。その後、「RIZIN.31」で中村優作に1R TKO勝ちも、DEEPで福田龍彌に2R TKO負け。しかし、2022年5月に関原翔との死闘を制すると、7月の前戦「RIZIN.36」では宮城友一に2R TKO勝ちで2連勝をマークしている。

 原はMMA2勝3敗。4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝。2020年2月のDEEP フューチャーキングトーナメントを制し、2020年9月にプロデビュー。

  初戦は“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ち。2戦目では「朝倉未来1年チャレンジ」出身のヒロヤも完封して2連勝。しかし、2021年7月の前戦では、柔道出身の強豪・吉野光にスプリット判定で敗れている。

 その後、2022年2月にボンサイ柔術の内山拓真にスプリット判定負け。7月に風我に判定負けと接戦を落としている。GPでその実力を開花させるか。

伊藤「DEEPフライ級GP、狙うは完全制覇なんで、皆さん、しっかりメインを見届けてください」

「優勝候補の伊藤選手を倒して、僕が優勝候補になるんで、期待して見ていてください」

 1R、ともにサウスポー構え。右ジャブのダブルで牽制する原に、ワンツーは伊藤。左を振りかぶり、左ボディストレートも。詰める原の首相撲にヒジを打ち込むのは伊藤!

 原の右フックをかわして左を狙う伊藤。ワンツーの左も。右ジャブで原のアゴを上げさせる伊藤。左ボディから右顔面の対角に突く。

 右インローを当てる伊藤。左ストレートをかわしてダブルレッグは原。尻餅からすぐ立つ伊藤をボディロックからリフトして崩す。しかしハーフから伊藤もアームロック、アームバー狙いで腕を伸ばしてゴング。

 2R、ローの伊藤。右ジャブを返す原。伊藤の左を被弾もサークリング。伊藤は左ハイ。原は左ローを突く。右インローを当てる伊藤。さらにボディストレート。左ボディから右を当てる伊藤だが、その打ち終わりにダブルレッグからバックテイクは原!

 脇を潜り正対した伊藤。クローズドガードの原に中腰でパウンドし、立ち上がり足を持ってさばいてパスを狙う伊藤だが、原も再びクローズドガードに入れる。伊藤が体を離して踏みつけにいったところでゴング。

 3R、互いに左右をかわすと右が交錯! 右フックにのけぞった伊藤に詰める原。そこにカウンターのギロチンチョークは伊藤も、すぐにとんで外した原が右足をかけて崩してドミネートを狙う。しかし足を抜いた伊藤はスタンドに。

 左フックを当てる伊藤! さらにボディ打ち! 原はボディロックで組んで崩すも離れる伊藤は右ボディを効かせると、さらに右! ラッシュに原はシングルレッグもそれを切って後ろ三角絞めの伊藤! 固めたまま背後から鉄槌を連打し、ゴング。

 GPの5ジャッジの判定は4-1(29-28×2, 28-29 30-27×2)で伊藤が勝利。「初めてのメインなのに、こんなしょっぱい試合ですみません。原選手、すごい漢気がある選手でした。2回戦でもっと強くなって優勝するのでよろしくお願いします」と語った。

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