▼第8試合 DEEPフライ級GP 1回戦 5分3R
〇本田良介(CAVE)57.05kg
[判定4-1] ※29-28×4, 28-29
×越智晴雄(パラエストラ愛媛)57.00kg
本田「無名と言われているので、しっかり名前のある選手を倒して、このフライ級のトーナメントで暴れて自分の力を証明したいと思います。期待してください」
越智「今回、結構調子いいんで、コンディションも良く仕上がっているので、明日は最初からKOを狙いに行ってKOします」
かつてCAVEでともに練習し、セコンドにもついていた両者。渋谷カズキ、曹竜也に判定勝ちの元ストロー級王者の越智は、関原翔に敗れ、フライからストロー級に戻すことも考えていたなかでの、チャンスを求めてのフライ級GP参戦となる。元修斗の本田は7月に杉山廣平との接戦で敗れるも、内容が評価されGP参戦を決めた。
1R、いきなり素早いシングルレッグの本田をギロチンスイープは越智。ともにスクランブルですぐに立ち上がり、本田は左ミドル。越智も左右の出入り。
本田の低いシングルレッグを切る越智。今度は近間から前足を掴み金網まで押し込む本田。ダブルレッグへの移行もトライするが差し上げる越智がケージ背にヒザ蹴りから突き離す。
スタンド。越智の跳びヒザを右で迎撃する本田。越智はスリップから立ち上がりも上になる本田。越智はすぐに立ち上がりに成功すりも右目下をカット。
ドクターチェック後、再開。
左ハイから入る本田。さらにシングルレッグでそのまま金網までドライブ。倒されない越智は金網背に。突き放し、左右ボディ打ちから顔面に。本田も左ミドルを返す。
2R、サウスポー構えから左ロー。さらにシングルレッグに入る本田。これを切り、なおも組んで来る本田に得意のギロチンチョーク狙いは越智。しかし察知している本田は首の対角に移動しサイドに。ブリッジから立ち上がる越智。詰める本田だが差せず離れる。
左右から左フックの越智。ボディ打ちからハイキックは本田。越智の詰めに右回りでサークリングする本田。越智の左から右の飛び込みに後退する本田! 詰める越智は本田の頭を抱えスタミナを奪う。
首を抜く本田に詰めて右ストレートを当てる越智は本田の組みに再びギロチンチョーク! 絞める越智に、ハーフから左で枕に巻き、ヴァンフルーも狙う本田。
3R、右から左の越智。ケージを背にする本田。突き放し左ミドル。越智は跳びヒザ蹴りもそれをキャッチした本田がテイクダウン。しかし、すぐに立つ越智。圧力をかける。左で飛び込み、左で差すのは越智。離れると、本田は左ミドルからの流れでシングルレッグへ。
休まず組み続ける本田。左小手に巻く越智を煽ってシングルレッグへから右足の踵も狙うが、越智はそこにヒジを落とす。両差しからダブルレッグ狙いの本田に、越智は渾身の跳びつきギロチンチョーク!
下に降ろして首を抜いた本田が攻めのターン。左右で組んで金網に押し込むとゴングに右手を挙げたのは本田。越智は両ヒザをマットに着いた。
GPの5ジャッジ制は、判定4-1(29-28×4,28-29)で本田が勝利。「自信はあります。なかなかチャンスが無いのですが、こうしてやると完封できます。GP、暴れます」とマイクで語った。