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レポート

【Krush】池田幸司が見事KO初防衛「これが倒せるバンタム級」、野獣・永坂吏羅は残り2秒でKO勝ち

2022/07/30 21:07

▼第8試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
KO 3R 0分22秒 ※右フック
×川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)


 平山はパンチを武器に真っ向勝負を展開。渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代Krush王者たちと拳を交えてきた。2019年4月に大阪から上京してシルバーウルフ所属となり、4月のKrushで竹内悠希にKO勝ち。8月のK-1では山崎秀晃に判定で敗れ、12月のK-1では中野滉太にKO負けして連敗を喫したが、2020年9月の不可思戦では合計3度のダウンを奪って大差の判定勝ちという番狂わせを起こした。2021年5月にはKrushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵に挑戦も、判定で破れ王座奪取ならず。12月のK-1大阪大会は怪我で欠場し、今回が約1年2カ月ぶりの復帰戦となる。戦績は17勝(9KO)17敗3分。


 川崎は泰斗にKO勝ち、東本央貴に延長判定勝ち、瓦田脩二にKO勝ちと3連勝を収めたが、篠原悠人、東本、大沢文也、里見柚己に敗れて現在4連敗中。2021年7月以来の試合に臨む。戦績は9勝(6KO)8敗。


 1R、まずはジャブの差し合い。川崎は下がりながらも右カーフを蹴る。平山は圧をかけていくがジャブと蹴りが出るのは川崎の方。

 2Rもジャブの差し合いから平山が前へ出て、川崎が身gカーフを蹴る。平山も右ストレートを伸ばし、距離が詰まると右フック。川崎は左フックをヒットさせる。圧をかけて前に出る平山だが、的確に当てているのは川崎だ。川崎の左ボディに平山は左フックを合わせに行ったが不発。


 3Rも前に出る平山が、ついに川崎をロープ際に追い込んで右アッパーからの右フックでダウンを奪う。川崎は立ち上がったがレフェリーは様子を見てストップ。平山のKO勝ちとなった。


 平山はマイクを持つと「1年2カ月ぶりってことでいろいろな覚悟がありました。大宮司さんを始め、周りの応援してくれる人に支えてもらってここまで仕上げることが出来ました。もっと仕上げられると思うので、これを機にまた基本を見直してやっていきたいと思います」と再起の挨拶。


 そして「川崎、4連敗か3連敗か知らんけど、全然気にせず65kg上がってきてデビュー戦のつもりでやるならとことん続けて65kgを一緒に盛り上げよう。お前はポテンシャルある。川崎、辞めるなよ。上がって来いよ」と川崎にメッセージを送った。

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