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【Krush】池田幸司が見事KO初防衛「これが倒せるバンタム級」、野獣・永坂吏羅は残り2秒でKO勝ち

2022/07/30 21:07
【Krush】池田幸司が見事KO初防衛「これが倒せるバンタム級」、野獣・永坂吏羅は残り2秒でKO勝ち

KOでバンタム級王座の初防衛に成功した池田 撮影/安村発

Krush.139
2022年7月30日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第10試合)Krushバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇池田幸司(ReBORN経堂/王者)
KO 2R 0分57秒
×野田 蒼(月心会チーム侍/挑戦者)
※池田が初防衛に成功。


 池田は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。一時は空手の練習から足が遠のき、大学入学後に「飲んだくれて遊んでいた」日々を過ごしていたが、一念発起してReBORN経堂に入門。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2020年10月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント1回戦では吉岡ビギンと延長までもつれる接戦を演じた。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破り王座に就いた。戦績は7勝(3KO)3敗。


 野田は幼少期から関西のアマチュア大会で活躍し、高校1年生でK-1アマチュア全日本大会で優勝。K-1甲子園2020 -55kg王者になった若きテクニシャン。2021年5月のK-1横浜武道館大会で行われたK-1バンタム級日本最強決定トーナメントに参戦し、Krush王者・壬生狼一輝とスプリット判定にもつれ込む激闘を見せた。2022年3月の再起戦では松谷桐から合計3度のダウンを奪って大差の判定勝ち。戦績は5勝3敗1分。


 1R、意外にも先にコーナーを飛び出していったのは池田。その突進をかわす野田へ池田は右ミドルと右ローを蹴る。池田がジャンプしての二段蹴りを放つと、野田は飛びヒザ蹴り。池田の右ミドルにはワンツーを返す。池田は右の三日月を狙い撃ちにしてて野田をコーナーへ詰める。野田が打ちに来ると左フックのカウンター。さらに飛びヒザ蹴り。野田のワンツーに飛びヒザも合わせようとする池田。


 2Rも野田をコーナーへ追い詰めた池田は後ろ蹴りから右バックハンドブロー、一瞬遅れてダウンする野田。立ち上がった野田は勝負を懸けて打ち合いに行くが、池田は笑みを浮かべて「来いよ」と手招きし、野田が連打に来たところでカウンターの右フック一閃。またもダウンを喫した野田のダメージを見たレフェリーはストップ。池田のKO勝ちとなった。


 ベルトを腰に戻した池田は「皆さん、これが倒せるバンタム級・池田幸司です。K-1にバンタム級のいい選手が集まっています。外国人を呼んでトーナメントをやれば盛り上がると思います。僕が初代K-1王者になれるように引き続き頑張ります」と、K-1のバンタム級王座設立を目指して頑張っていくと宣言した。

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