▼第2試合 ライト級 5分3R
〇葛西和希(マッハ道場)70.5kg 5位・8勝2敗
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×DARANI(PRAVAJRA/プラヴァージュラ)69.7kg 11位・11勝11敗1分
青森出身、りんご農家生まれの“じょっぱりグラップラー”葛西の2022年2戦目。2022年7月から2021年9月まで平信一、小川道的、長田拓也、林源平を相手に怒涛の4連勝も、2022年3月大会では前修斗王者の松本光史にスプリット判定負け。同じ高田馬場で再起を果たせるか。
青コーナーDARANIは、木村裕斗、近藤有己に判定勝ち後、2022年3月大会でタイミングズバリのサイドキックを渡部拓馬に決め、1R 38秒リアネイキドチョークで一本勝ち。現在3連勝中だ。
25歳のDARANIと26歳の葛西、「この世代の選手がランキングに上がらないといけない。敵は対戦相手だけでは無い」とPANCRASEはリリースに記している。
葛西「圧倒して勝って、タイトル戦線に復帰したいと思います。よろしくお願いします」
DARANI「前回と同じく、PRAVAJRA全勝で行きます。応援よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えで詰める葛西のセコンドにはマッハ。DARANIの右ハイを潰してテイクダウン。サイドを奪う。肩でアゴ押し寝かせる葛西。ヒジを連打し削るとDARANIは脇差し立ち上がろうとするが、それを潰す葛西。下から三角絞めを狙うDARANIを潰してマウントへ。その際で足を戻すDARANIの腕十字狙いをかついで潰してさらにヒジ! 左脇に頭を入れて肩固め狙い。しかし右には抜けられず。蹴り上げ狙うDARANIをさばく。ジャッジ3者が10-9で葛西を支持。
2RもDARANIの蹴りにテイクダウンを合わせる葛西。早々に背中を着かせるも、足を手繰りシングルレッグで持ち上げ立ったDARANIがバック狙い。それを落とした葛西がすぐに胸で圧力かけてハーフで上に。再び左脇に頭を突っ込み、右足を抜いてハーフで肩固め。ここは耐えるDARANIに体を離し、足をさばきパスする葛西。サイドからヒジ連打にDARANIは横三角絞め! しかし葛西は三角の中の腕と左腕をロック。DARANIは足を引き寄せるがタイトには極まらず。2者が葛西、1者がDARANIを支持。
3R、DARANIの右サイドキックが股間に入り中断、再開。オーソドックス構えになる葛西。DARANIは高い右の後ろ廻し蹴りを振るが、それを潰した葛西がサイドに。左で脇差し、右で細かいパウンドを打つと、アメリカーナ狙い。ここは腕を外したDARANIに右ヒジを単発ながら落とす葛西。マウントの際で足を戻すDARANIだが、立ち上がれず。
左で脇差し立ち上がりを試みるDARANI。スタンドに戻した葛西は、詰めてDARANIの捨て身気味の後ろ廻し蹴りを潰したところでブザー。判定は3-0(30-27×2, 29-28)で葛西が勝利した。