▼第6試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
×ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館)
判定0-3 ※28-30×2、29-30
○稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)
トファネリは世界闘英館空手道選手権大会70kg未満級優勝。MMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明に判定負け。スーパー・ライト級に階級を落とした2戦目では元Krush王者・鈴木勇人からTKO勝利を収めた。2021年5月の林健太戦ではKO負け。今年2月には佐々木大蔵にも判定負けで連敗中。戦績は15勝(10KO)11敗1分。
稲垣は極真空手出身で少年時代に数々の大会で優勝・入賞を果たす。中学・高校はバレーボールで全国大会に出場するなど活躍。高校卒業後に格闘技に戻ると「格闘代理戦争」出演を経て2019年9月にプロデビュー。2戦目で瓦田脩二にKO負けを喫したが、その後は4連勝している。当初は近藤拳成との対戦が決まっていたが、近藤の欠場でトファネリと対戦することになった。
1R、パワフルな左右フックで攻めるトファネリにサウスポーの稲垣は的確にジャブを当てていく。稲垣が右ハイを浅くヒットさせると突進するトファネリ。負けじとトファネリも内廻し蹴りを繰り出す。
2R、稲垣が左のパンチ、蹴りを当ててはスッと後ろへ下がりトファネリのリターンはかわす展開。いつの間にか右目上から流血するトファネリは前へ出ようとするが、稲垣の左フックをもらう。
3R、稲垣に攻撃を当てられるトファネリは右後ろ廻し蹴りを放って稲垣を倒すがこれはスリップ。ジャブ、左ストレート、左ローを当ててはバックステップでトファネリの射程距離圏外に出る稲垣。残り30秒でトファネリの傷口をドクターチェック。再開後、稲垣が飛びヒザ蹴り、左右フックの連打でトファネリの顔面を血まみれにし、稲垣が連勝記録を「5」に伸ばした。