キックボクシング
レポート

【藤原祭】安本晴翔が豪快初回KO勝ちで森井洋介との階級を越えた新旧KNOCK OUT王者対決を希望、森井は延長戦の末に敗れる、花岡竜は圧倒初回KO

2022/04/27 22:04

▼第8試合 セミファイナル スーパーフライ級(52.16kg)3分3R延長1R
○花岡 竜(橋本道場)
KO 1R 1分55秒 ※3ノックダウン
×ペットソンチャイ・ソンニンタイ(タイ)


 花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月の『INNOVATION』でフライ級王座認定戦を行い、勝利して無敗のまま王座に就いた。2021年9月にはトーナメントで空龍と濱田巧を破り初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得。今年1月の『NO KICK NO LIFE』では石井一成を圧倒しての判定勝ちで周囲をあっと言わせ、3月には岡山で開催されたオープンフィンガーグローブ着用トーナメントも制した。“平成最後の怪物”と呼ばれている。


 ペットソンチャイはヨーパースーと共にタイから招聘された20歳の選手で、戦績は23勝11敗1分。


 1R、前蹴りの応酬から花岡が2度連続でペットソンチャイを軸足払いでコカす。突き刺すような前蹴りからの連打でロープに詰めた花岡はペットソンチャイがバランスを崩して倒れかけたところへ右フックでダウンを奪う。


 再開後、ペットソンチャイは蹴りでの反撃をしようとしたが、花岡の左ボディでダウン。最後も蹴りを出すペットソンチャイへ左右ボディの連打を叩き込み、花岡が圧巻のKO勝ちを飾った。


 マイクを持った花岡は「今8~9連勝していて1月も石井一成選手に勝って、日本人に相手はいないと思っているので他団体王者でも誰でも迎え撃つので僕は逃げないので、師範の許可とオファーをいただければどんどん強い選手とやっていきたいと思います。押忍」と、誰でもかかった来いとアピールした。

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