【メインカード】
▼ウェルター級 5分3R
〇シャフカト・ラフモノフ(カザフスタン)15勝0敗(UFC3勝0敗)170.5lbs/77.34kg
[1R 4分10秒 KO] ※右スピニングヒールキック→パウンド
×カールストン・ハリス(ガイアナ)17勝5敗(UFC2勝1敗)169lbs/76.66kg
ウェルター級では、14勝無敗のカザフスタンのシャフカト・ラフモノフが登場。196cmのリーチから繰り出す打撃と絞め技で、UFCデビュー後も実力者アレックス・オリヴェイラにギロチンチョーク、ミシェウ・プラゼレスにリアネイキドチョークを極めて2勝負け無しだ。
対するガイアナのカールストン・ハリスも17勝4敗(UFC2勝0敗)の注目選手。ブラジルでマーシオ・クロマドからルタリーブリも学んだハリスは、修斗ブラジルから「UAE Warriors 15&EFC32」に出場。ONEで後にジェームズ・ナカシマに一本勝ちのザイード・イザガクマエフを相手に、2021年1月にアナコンダチョークで一本勝ちしている。
1R、ともにオーソドックス構え。頭を振るハリスに、上体を立てるラフモノフは左ジャブから。ハリスは左インローを当てる。ラフモノフはワンツーの右がとらえる。
ハリスのジャブの打ち返しをスウェイでかわすラフモノフ。後ろ蹴りを腹に当てて左を当てて組む。左で差して組むがその崩しを凌ぐハリス。四つから内無双のハリス。ラフモノフの引き付けての投げを耐えたハリスが体を入れ替える。
The submission that led to Carlston Harris signing with the UFC. pic.twitter.com/XGddpHdCGa
— UAE Warriors (@uae_warriors) January 4, 2022
金網に押し込み足を踏むハリスにラフモノフは内股! 投げられるハリスだがすぐに立つ。ハリスは左の蹴りを打ち込み片足立ちに。そこにラフモノフはカウンターの右スピニングヒールキック、そして後方にダウンしたハリスにパウンド! 足を効かせていたハリスだが、中腰からのパウンドがしっかり顔をとらえ、ハリスのアゴが上がり、レフェリーが間に入った。ラフモノフは勝利後、両手を“一丁上がり”とばかりに払って見せた。
Shavkat Rakhmonov earns the 14th knockout in @UFC history stemming from a wheel kick.
— UFC News (@UFCNews) February 6, 2022
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試合後、いつもの毛皮の帽子ウシャンカをかぶったカザフスタンのラフモノフは母国の言葉で勝利を熱く語ると、マイケル・ビスピンのインタビューに「ファンの皆さんは、僕がいつもフィニッシュしてきたことをよく知っているでしょう。スピニングキックだって狙いを定めていたことだし、それ以外の、グラウンドを含めたあらゆる準備を整えてきてる。今は、15勝無敗になったことに神に感謝してる」と語った。
また、試合後の会見では、サンフォードMMAコーチのヘンリー・フーフト、母国のバイアム・ラテジに感謝の言葉を送ると、次戦について、「自分のチームの方が自分より判断がいいからあまり焦らず相談して、次は夏くらいがいいかなと思っています」と言い、ランキングについても「タイトルを獲るためにやってきたのだから、トップ10とか15とかは関係ない。目指すところはタイトルだ」とあくまでベルトを目指していることを語った。
You're looking at a future contender at welterweight 😳
— UFC (@ufc) February 6, 2022
🇰🇿 Shavkat Rakhmonov sends a statement to the division! #UFCVegas47 pic.twitter.com/EtF1WAO0lc