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2022年2月5日(日本時間6日)に米国ラスベガスのUFC APEXにて「UFC Fight Night: Hermansson vs. Strickland」が開催された。
大会の模様は、日本時間2月6日(日)朝6時に開始予定のプレリムがUFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルにてライブ配信のほか、UFC FIGHT PASSでプレリムを含め、9時開始予定のメインカードもライブ配信された。
UFC Fight Night: Hermansson vs. Strickland計量結果
現地時間2022年2月5日(土)、日本時間6日(日)
米国ネバダ州ラスベガス /UFC APEX
【メインイベント】
▼ミドル級 5分5R
〇ショーン・ストリックランド(米国)25勝3敗(UFC12勝3敗)※UFC5連勝中/185.5lbs/84.14kg
[判定2-1] ※49-46×2, 47-48
×ジャック・ハーマンソン(ノルウェー)22勝7敗(UFC9勝5敗)185.5lbs/84.14kg
前日計量では、メインイベントのミドル級(5分5R)で、6位のジャック・ハーマンソン(スウェーデン)が185.5ポンド(84.14kg)でパス。対する7位のショーン・ストリックランド(米国)も185.5ポンド(84.14kg)でパスしている。
「ヨアキム・ハンセン、アレクサンダー・グスタフソン、ブルース・リーがヒーロー」というスウェーデン出身でノルウェイ在住のハーマンソンは、レスリングをベースにグラップリングでも活躍。UFCでも2度ギロチンチョークでの一本勝ちもマークしている。
前戦は2021年5月のエドメン・シャバージアン戦で判定勝ち。前年にはケルヴィン・ガステラムを1R ヒールフックで極め、マーヴィン・ヴェットーリには判定負けを喫している。
対するチーム・クエストのストリックランドはUFC5連勝中。2018年10月にノルディン・タレブにTKO勝ち後、バイク事故で2年間欠場も、2020年10月にジャック・マーシュマン戦の判定勝ちで復帰すると、以降も4連勝中。2021年7月の前戦では、ユライア・ホールに5Rを戦っての判定勝ちでランキング入りを果たしている。
柔術茶帯だが、得意の見切りを活かし、リーチあるジャブ、ストレートで相手を削って勝利しており、6連勝を飾って、上位ランカー入りするか。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右カーフキックはハーマンソン。さらに右カーフ。ストリックランドは左ジャブ。ハーマンソンは右のカーフキック3発目を当てると、金網に詰めてシングルレッグから崩してスタンドバックテイク。
しかし、正対して突き放すストリックランド。上体を立ててジャブをこつこつと突く。なおも右ローを当てるハーマンソン。ボディから左フックを狙うが、ストリックランドはかわす。
2R、左ジャブを突くストリックランド。嫌うハーマンソンはシングルレッグもここはすぐに切るストリックランド。ジャブ、左前蹴りを腹に突くと、ハーマンソンも右ボディストレートを当てる。
右から左ボディとヒジを突くストリックランド。左右のジャブでコントロールし、圧力をかける。小さなステップで歩いてジャブを突くストリックランド、ハーマンソンが押し返してきたところに右ストレートでダウンを奪い、ブザー。
3R、蹴りの数では上回っているハーマンソンが先に圧力をかけると右ロー。それをフェイントに右スーパーマンパンチを見せる。ストリックランドも押し戻すと、左ジャブ。右ストレート、左ハイキックをガード上に当てる。
左ジャブを突くストリックランド。そので足をカーフで止めるハーマンソンは左のダブル、しかし距離でかわすストリックランドも左右のミドルを当てる。ハーマンソンは左のダブル。かわすストリックランドは右ハイもハーマンソはブロック。
4R、左を振るハーマンソン。ストレートのジャブの打ち終わりにシングルレッグに入るハーマンソン。金網まで押し込むが、頭を押し込み切ろうとするストリックランドに、足を離してバックヒジを見せるハーマンソン。かわすストリックランドはジャブのダブル。ハーマンソンもワンツースリーもバックステップでかわすストリックランド。体を入れ替えると、声を出して左前蹴りを返す。ハーマンソンは右オーバーハンド。ストリックランドは鼻血。
#UFCVegas47 Official Result: Sean Strickland (@SStricklandMMA) (49-46, 49-46) defeats Jack Hermansson (48-47) by Split Decision.
— UFC News (@UFCNews) February 6, 2022
All #UFCVegas47 Results, Highlights and Interviews ⤵️:
5R、前に出るハーマンソン。しかしジャブで押し返すストリックランド。ハーマンソンは右オーバーハンドで詰めるが、巧みに距離を保つストリックランド。右スーパーマンパンチで飛び込むハーマンソンは、いかにストリックランドの防御をこじ開けるか。。
左ジャブを被弾しながらも詰めていくハーマンソン。左ダブルから右の蹴りに繋ぐが、サークリングでかわすストリックランド。なおもハーマンソンは組んで追うが、突き放すストリックランド。逆に右オーバーハンドを打ち返し。残り10秒で、中央で足を止めての打ち合いに臨むも、懐深く被弾しないストリックランド。
The Joker broke the gentleman's agreement of no takedowns! 😂 #UFCVegas47 pic.twitter.com/2rj95M2BSc
— UFC (@ufc) February 6, 2022
判定は2-1(49-46×2, 47-48)と割れるもストリックランドが勝利。
試合後、ケージの中でストリックランドは、「こんな試合になりすまなかった。彼の顔が結果を表していると思いたい。悪気はないんだ、
判定が割れたことについてマイケル・ビスピンから問われると、「スプリット判定には賛成しないけど、相手のレッグキックもテイクダウンアテンプトもあったかな」と語り、今後について勝者は「タイトルマッチに挑戦したいけど......まずは目の前にいる
👏 @SStricklandMMA is a company man, but the belt is top of mind! 🙌 #UFCVegas47 pic.twitter.com/oFXPEMA0S4
— UFC (@ufc) February 6, 2022
また、敗れたハーマンソンは「いいパフォーマンスをしたとは思ってない。彼のゲームの中での動きになってしまった」とストリックランドを崩せなかったと語った。