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【ONE】女子アトム級GPはスタンプがフォガットに一本勝ちで優勝! アーセルが3度目防衛、秋元皓貴、若松佑弥が連勝で王座挑戦へ前進

2021/12/03 20:12

▼女子アトム級ワールドグランプリ 決勝 5分3R
〇スタンプ・フェアテックス(タイ)51.15kg, 1.0036
[2R 2分14秒 腕十字] 
×リトゥ・フォガット(インド)52.05kg, 1.0074
※スタンプがWGP王者に。同級王者アンジェラ・リーへの挑戦権を獲得

 コ・メインイベントは、ONE女子アトム級ワールドグランプリの決勝戦。ランキング2位のスタンプ・フェアテックスと、4位のリトゥ・フォガットが、王者アンジェラ・リーへの挑戦権を懸けて拳を交える。

 9月3日に行われたGP1回戦では、スタンプがアリヨナ・ラソヒナ(ウクライナ)にスプリット判定勝ち。ハム・ソヒ(韓国)がデニス・ザンボアンガ(フィリピン)にスプリット判定勝ち。リトゥ・フォガット(インド)がメン・ボー(中国)に判定3-0で勝利。平田樹(日本)がアリース・アンダーソン(米国)に判定3-0で勝利。

 しかし、スタンプの相手として組まれていた元RIZINスーパーアトム級王者ハム・ソヒが負傷により欠場。リザーブファイトで山口芽生(日本)を下したジュリー・メザバルバ(ブラジル)がスタンプの対戦相手に。

 10月29日の準決勝では、右ミドルを掴んでテイクダウンするメザバルバだが、スタンプはすぐに立ち上がり、2Rには投げの打ち合いからバックを奪取。後半も左の蹴りでスタンドを制して勝利。決勝進出を決めた。


 もうひとつの準決勝は、試合直前に平田が高熱による体調不良で欠場。急遽、ジェネリン・オルシム(フィリピン)がフォガットと対戦。フォガットがレスリングでオルシムを圧倒し、決勝進出を決めている。


 1R、ともにオーソドックス構え。いきなり組みにいったフォガット。スタンプはヒザを入れながら突き放す。遠間のフォガット。中央を取るスタンプは、さらなるフォガットの組みをヒザを入れて突き放す。細かいステップを踏み、前足にシングルレッグはフォガット! しかし片足立ちのスタンプは金網背に右で小手に巻き左手を挙げる。。左で差すフォガットにヒザはスタンプ!


 しかしフォガットはダブルレッグに切り替えテイクダウン! すぐにスタンプは金網背に立つ。ダブルレッグでリフトまでするフォガット。そこにスタンプはギロチンを狙いジャンピングクローズドガードに。ガードの中に入り前に落とすのを嫌ったフォガットは金網際に着地させると、なおも押し込む.


 2R、フォガットの入りに右ストレート、右ヒザで突き放すスタンプ。しかしフォガットは前足にシングルレッグテイクダウンはフォガット! そこにバック狙いから三角絞めはスタンプ! 下から三角に固めてヒジも。右肩を押して角度を作り外すフォガットに、スタンプはうつ伏せから後転し腕十字!! フォガットを前転させてヒジを伸ばし極めてタップを奪った。


 ケージの中でスタンプは歓喜のダンス! 悔しい一本負けのフォガットもスタンプとのハグに笑顔を見せた。


 2R 2分14秒、今GPで確かな成長を見せて一本勝ちのスタンプは、チャトリCEO兼会長からワールドGP王者の銀のベルトを渡されると、肩にかけて、「まさか相手に腕十字を極めるなんて驚きです。(アンジェラ・リーにメッセージを)しっかりベストを尽くして、アンジェラ・リーからベルトを奪い取りたいです」と語った。

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