▼女子アトム級ワールドグランプリ 準決勝 5分3R
○スタンプ・フェアテックス(タイ)
[判定3-0]
×ジュリー・メザバルバ(ブラジル)
※スタンプが決勝進出
スタンプ「厳しい戦いになる」×メザバルバ「流血ものの試合になる」
元ONEキック&ムエタイ二冠女王のスタンプ・フェアテックスは、2月大会のMMA戦で残り7秒でギロチンチョークを極められたウクライナのアリヨナ・ラソヒナを相手にGP1回戦で対戦。
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序盤はラソヒナの組み技に押されたが、防御力を発揮し、自らバックを奪う場面も見せ、打撃で攻勢に立ち、スプリット判定勝ち。準決勝進出を決めた。
しかし、スタンプの相手として組まれていた元RIZINスーパーアトム級王者ハム・ソヒが1回戦のデニス・ザンボアンガ戦後に負傷欠場。リザーブファイトで山口芽生を下したジュリー・メザバルバがスタンプの対戦相手となっている。
MMA6勝1敗のスタンプに対し、メザバルバは9勝2敗1分け。ONEデビュー戦となった山口戦含め、6連勝で今回の準決勝に臨む。スタンプはバックダンサーを従え、花道でダンスを披露してからケージイン。四方にムエタイ式の礼をする。
1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるのはメザバルバ。左ローから入る。最初の右ミドルはスウェイでかわすメザバルバ。左のサイドキックを当てる。スタンプの右ミドルをキャッチするメザバルバ。
しかし、スタンプは右ローをヒット! 2発目は避けると、スタンプは右ミドル! その蹴り足を掴むが、スタンプは足を抜く、スタンプの打撃に右フックを狙うメザバルバ。右ローを走らせるスタンプ。さらに左ミドル。
遠間からバックフィストはメザバルバも空振り。スタンプの右ミドルを掴んで組んで左を差すメザバルバ。小手に巻くスタンプは左ヒザ! さらに首相撲からヒザ蹴り! しかしメザバルバはボディロックテイクダウン! ここで間髪入れず立ち上がるスタンプがヒジを狙い突き放す。蹴り足を狙うメザバルバにスタンプは慎重に。
2R、左ミドルをガード上に当ててすぐに戻すスタンプ。右ローも。オーソから左ミドルはスタンプ。メザバルバは右のスーパーマンパンチで飛び込むが、捌くスタンプ。右のミドルを掴んだメザバルバは右のパンチを連打しながら詰めてクラッチを組みダブルレッグテイクダウン!
しかし立ち上がりが強いスタンプを抑え込むことがメザバルバ。立つスタンプは首相撲からヒザ! テイクダウン狙いはメザバルバ!
しかし小手に巻いたスタンプは投げの打ち合いで上に! そのままマウントを奪うと、ヒジ! ブリッジを見せるメザバルバだが、スタンプは崩れず。亀になり背中を見せたメザバルバにスタンプはバックマウントからいったん身体を伸ばすが、ヒザを戻したメザバルバは首を守る。スタンプはバックからパウンド。ゴングにノッている姿を見せる。
3R、左前足の踏み込みのフェイントだけで下がるメザバルバ。前蹴りも入れて逃げ切り態勢で流し始めたスタンプ。下がりながら右の蹴りで距離を取る。詰めるメザバルバに右の高い前蹴りを決めるスタンプ。さらに左右の前蹴り。パンチで詰めるメザバルバをさばくと、前足の蹴りでメザバルバを下がらせる。
左前足で関節も狙うスタンプ。さらに左ミドル。縦ヒジで飛び込もうとするメザバルバ。スタンプは奥足の蹴りは掴まれるため打たない。左の蹴りをジャブがわりに使い、距離を取るスタンプ。メザバルバはバックフィストから飛び込むが、スタンプもサークリング。
終了間際、ついに右の蹴りを打つが、そこを掴んだメザバルバは右を連打も決定打にはならず。ゴングで判定へ。スタンプは笑顔を見せる。
判定は3-0でスタンプが勝利。フォガットがケージサイドで視察するなか、2Rに投げで競り勝ちバック奪取。さらに立てばムエタイMMAでコントロールし、完勝。決勝進出を決めた。
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