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【ONE】女子アトム級GPはスタンプがフォガットに一本勝ちで優勝! アーセルが3度目防衛、秋元皓貴、若松佑弥が連勝で王座挑戦へ前進

2021/12/03 20:12

▼ONEライト級(※77.1kg)5分3R
×ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)77.10kg, 1.0241
[3R 0分49秒 TKO] ※右ストレート
〇“ダギ”ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)76.65kg, 1.0183

 ライト級で14勝5敗のティモフィ・ナシューヒンと“ダギ”ことザイード・フセイン・アサラナリエフ(8勝2敗O)が、2018年9月(アサラナリエフがTKO勝ち)以来、3年3カ月振りの再戦に臨む。


 前戦でクリスチャン・リーに判定負けした3位のアサラナリエフと、リーに1R TKO負けした5位のナシューヒン。現王者はリーに判定勝ちしたオク・レユンだが、王座戦線に進むのはこの勝者か、それともリーか。


 1R、ともにオーソドックス構え。近づきワンツースリーフォーまで連打で打ち込むナシューヒン。ダギも右ロー、さらに右フック! 前手の左フック、さらに右アッパーも打ち込むとナシューヒンは下がるが、左の相打ちでダギがダウン! すぐに立ち上がりシングルレッグからハイクロッチでテイクダウンするダギ! すぐに立つナシューヒン。ダギのヒザ蹴りがローブローとなり中断。再開。



 互いに左フック! ジャブの刺し合い。ナシューヒンの右から左アッパーがかすめる。右ミドルのダギだが、蹴り足を掴むナシューヒンは前に。足を抜くダギはワンツーの右をヒット! さらに詰めて首相撲ヒザ! 出血するナシューヒン。押し込むダギに左で差す。離れて大きな左フックで飛び込むダギ。ナシューヒンの左目下の出血にドクターチェック。再開。ナシューヒンは頭を下げて右を打ち込む。さらに左ハイも空振り。


 2R、オーソから左ハイを見せるナシューヒン。金網まで詰めるダギは左でダウンを奪うが、すぐに立ち上がるナシューヒンもノーガードで激しい打ち返し。ダギはダブルレッグテイクダウンで上に。ハーフガードのナシューヒンはパウンドに腰を切り足を戻し、半身になって立とうとするが、腰を抱いてパウンドするダギ。


 レフェリーがナシューヒンの出血をドクターチェック後、再開。金網まで這い、立ち上がることに成功したナシューヒン。前に出るナシューヒンにダギはダブルレッグから持ち上げテイクダウン! ナシューヒンは左顔面を大きく腫らしながら、上体を立てに行く。シングルレッグからハイクロッチを狙うダギを差し上げるナシューヒン。そこに右ボディを突くダギ。ゴング。


 3R、ダギの右カーフキックにバランスを崩すナシューヒンだが、左右の左を振って前に。そこに左を当てたダギ! 一瞬、足が泳ぎ、両足が揃い止まったナシューヒンにダギは、右ストレート! ナシューヒンが後方に倒れ、レフェリーが間に入った。


 3R、49秒で、3位のダギことアサラナリエフがTKO勝利。ケージの中で「気分はいいよ。(リーとか対戦したい相手は?)誰だろうが戦う。勝った人と戦うよ」と語った。

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