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レポート

【Krush】菅原美優がバックブローでダウンを奪いMIOにリベンジ、寺島輝が変化自在のスタイルで鈴木勇人を破る金星

2021/11/21 02:11

▼第3試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
×C-ZUKA(T-GYM/元NJKFミネルヴァ・アトム級王者)
判定0-3 ※28-30×3
○ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)


 C-ZUKAは165cmと長身で、長い手足が武器。過去にNJKFミネルヴァ・アトム級初代王座を保持していたこともあり、7勝(1KO)7敗1分の戦績を持つ。2019年5月には高梨knuckle美穂と第2代Krush女子アトム級王座決定戦を争ったが、3R1分34秒、KOで敗れ王座獲得ならず。2019年12月以来リングを離れていたが、今年8月大会で復帰。MMAファイターのKAIに延長Rで競り勝った。


 ベラルーシとのハーフであるケイトは3歳から極真空手を学んで13年の経歴を持ち、2019年極真会館東日本空手道選手権高校生女子3位、2019年極真会館東東京空手道選手権大会高校生女子無差別級優勝など、本人も「ありすぎて覚えていない」というほどの優勝・入賞歴を持つ。男女混合大会や体重無差別で勝つことに意義を持ち、好んで出場していたという。2016年にはなんと高校生の男女混合大会で優勝したことがある。現在、高校2年生の17歳だ。


 K-1アマチュア大会を経て今年10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビュー。“女マッスルモンスター”JASMINEにパンチを主体とした攻撃的なスタイルで判定勝ちしたが、3月のK-1で美伶に2度のダウンを奪われての判定負け、6月のKrushでも真美に延長R判定2-1で惜敗と連敗を喫してしまった。


 1R、前に出るのはケイト、C-ZUKAは右へ回り込みながら右ローを蹴っていく。ケイトも右ローを蹴り、ワンツーへつなぐ。ラウンド終了間際、C-ZUKAも左右ストレートで前へ出て、ケイトも同じく左右ストレートで迎え撃つ。


 2Rも両者慎重。どっしりと構えてジャブ、右ストレートを繰り出すケイトにC-ZUKAは右へ回り込みながら右ローを蹴る。ケイトは右ローの2連打、ジャブと右ストレートをしっかり当てていく。ケイトの右ロングフックでC-ZUKAはのけ反った。


 3R、ジャブと右ストレートを伸ばすケイトが前へ出る。右ローも。C-ZUKAは右ローと前蹴りを出すが、ケイトの距離で試合は進む。ケイトの右ストレートがクリーンヒットし、一気に詰めるケイトが左フックもヒットさせて山場を作る。笑みを浮かべるケイトはまたも右ストレートをヒットさせ、C-ZUKAに鼻血を出させる。ミドルを蹴り、飛び込んでの右を繰り出すC-ZUKAだが、ケイトはしっかりと打ち合ってジャブ、右ストレートを当てに行く。


 最後まで自分の距離、自分のペースで徹底して戦ったケイトが勝利を収めた。

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