▼セミファイナル(第9試合)Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
×鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)
判定0-3 ※27-30×2、27-29
○寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
鈴木は2016年12月にKrushでプロデビューすると、サウスポースタイルから繰り出す左ミドル&左ストレートを武器に頭角を現し、2019年1月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。現王者・佐々木大蔵にタイトルを奪われたが、7月大会でFUMIYAを初回KOに破って再起。しかし、12月のK-1では不可思にKO負け、今年3月にはヴィトー・トファネリにTKO負けと連敗中。戦績は10勝(6KO)6敗1分。
寺島は極真空手と伝統派空手を学び、2019年4月にKrushでプロデビュー。そのデビュー戦から3勝3KOを達成し、2019年11月には初の国際戦で韓国人選手から判定勝ち。4戦無敗で今年3月のK-1に出場し、山崎秀晃に挑んだがKO負けで初黒星を付けられた。12月の斉藤雄太戦でもTKOで敗れて連敗を喫するが、今年7月の松本篤人戦で判定勝ちして再起を飾った。戦績は5勝(3KO)2敗。
1R、サウスポーの鈴木は左ミドルを蹴り、寺島は右のミドル&三日月蹴り。前に出ていくのは鈴木で寺島はステップを踏みながら前後へ動き、鈴木が詰めてくると左フックを打って左へ回り込み、鈴木が追ってくるとさらに左へ。鈴木の左ストレートを寺島はバックステップでかわすと、右ストレートを入れて右の顔面前蹴り。さらに寺島は右のミドル&三日月を連続ヒット。自分の距離で戦えているからか、鈴木の攻撃は見切る。
2Rも寺島は右の三日月を狙い撃ち。軽快なステップを踏みパンチのチャンスをうかがう。鈴木は前へ出て左ミドルを蹴り、左ストレートにつなぐ。寺島が右三日月を蹴れば、鈴木は左ストレートボディ。動き回る寺島に前へ出る鈴木。ヒザ蹴りがローブローとなってしまい、寺島は悶絶。再開後、寺島の右飛びヒザで鈴木がガクッと膝を折り、連打を繰り出した寺島が左アッパーでダウンを奪う。寺島は右ストレートをヒットさせるが、どっしりと構える鈴木に慎重となり、鈴木のワンツーをもらう。
3R、鈴木が左ミドル、寺島が右三日月。ステップで回り込んで距離を取る寺島に鈴木がじりじりと近寄っていく。寺島は右ストレートで突っ込んでは組み付くを繰り返す。前へ出る鈴木の左ストレートが顔面を捉え、寺島は大きくのけ反る。コーナーへ詰めて左右フックを見舞う鈴木に寺島はクリンチ。離れると右ストレートで飛び込む。寺島はフットワークで鈴木から離れていき、鈴木は倒そうとストレートで前へ出る。