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レポート

【Krush】菅原美優がバックブローでダウンを奪いMIOにリベンジ、寺島輝が変化自在のスタイルで鈴木勇人を破る金星

2021/11/21 02:11

▼第7試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
○池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg王者)
KO 3R 2分17秒 ※右ストレート
×藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)


 池田は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2020年10月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント一回戦では吉岡ビギンと延長までもつれる接戦を演じた。今年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫し、8月の再起戦では峯大樹に判定勝ち。戦績は5勝(2KO)3敗。


 藤田は2018年11月にKrushでプロデビューし、4勝(1KO)3敗の戦績。前戦は2月に大石和希にKO勝ち。バンタム級上位選手の池田を破り、一気にトップ戦線へ食い込みたいところだ。


 1R、藤田が入ろうとするところをミドル、前蹴り、ジャブで迎え撃つ池田。藤田は左ボディを狙い撃ちにし、右オーバーハンド、さらに三日月と徐々にペースをつかんでいく。


 2R、ジャブと前蹴りで突き放しに行く池田にジャブ、ワンツー、左フックを繰り出して前へ出る藤田。距離を詰めると左ボディ。突き放す池田と接近する藤田、池田は飛びヒザ蹴りでけん制する。左右フックを回転させる藤田に池田はジャブを突きながら下がり、飛びヒザ蹴りを繰り出す。さらに回転をアップする藤田は左フック、左ボディでヒット奪う。どんどん前に出る藤田に池田も右ストレート。藤田のパンチの回転力とアグレッシブが上回ったか。


 3R、藤田の左フックを空振りさせたところへ池田が右ストレート、これに藤田がガクッと膝を折るがすぐに前へ出て左右フックを繰り出す。パンチの回転を上げる藤田だが、またも池田の右ストレートがヒット。藤田も左フックを返すが、池田の右ストレートをもらう。池田はさらに飛びヒザ蹴り。打ち合いに来る藤田へ池田は右ストレートの4連打。これを4発ともまともにもらった藤田が崩れ落ちてダウン。


 藤田は立ち上がることが出来ず、池田が鮮やかなKO勝ち。「想像以上に藤田選手が強くて手こずってしまいましたが、自分には技術も攻撃力もあります。来年はタイトルを目指していきます」と来年の逆襲を誓った。

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