キックボクシング
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【新日本キック】重森陽太が盤石な強さで2021年を締めくくる、勝次は苦戦ドロー、リカルド・ブラボはチャンスックをKO

2021/10/19 19:10

▼トリプルメインイベント(第9試合) 70.0kg契約 3分3R
〇リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/日本ウェルター級王者)
TKO 3R 2分11秒 ※レフェリーストップ
×チャンスック・バーテックス(タイ/VERTEX/元タイラットTVスタジアムライト級王者)


 アルゼンチンからのキックボクシング留学生ブラボは来日して4年。2020年10月にはTENKAICHIキックボクシングウェルター級1位・幸輝を2Rに左フックでKO、12月の津崎善郎との再戦は判定3-0での勝利となったが、今年4月には元NJKFスーパーウェルター級王者YETI達朗に初回TKO勝ち、6月にはTENKAICHウェルター級3位・杉原新也にも初回TKO勝ち、8月の西村介佑戦では1RKO勝ちと勢いに乗っている。


 対するチャンスックは87戦69勝(11KO)18敗の戦績を持つ23歳。長身を利した首相撲からのヒザ蹴りを得意とし、元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級3位、元タイラットTVスタジアム認定ライト級王者。数年前にラジャダムナンのリングで梅野源治に勝利しているサックモンコン、現在ONEトップ戦線で活躍するセンマニーといった一流ムエタイファイターとの対戦経験がある。今年6月に来日すると、元WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者・YETI達朗を左ヒジ一発で流血に追い込み143秒でTKO勝ち。9月のシュートボクシングではSBエース海人と対戦し判定負けしたが、ムエタイトップクラスのテクニックで海人を驚かせた。


 1R、ブラボが左右ロー、カーフも交ぜてこつこつ当てていく。チャンスックは涼しい顔をして高速ハイキックなどを返して脅かす。


 2R、ブラボの右カーフが徐々に効いてきたか、動きの止まったチャンスックにブラボが手数を増やしていく。


 3R、完全に足が効いてきたチャンスックに、ブラボが左ボディブローをクリーンヒットさせて一気に仕留めにかかる。テンカオを喰らったチャンスックは倒れ込みそのまま立ち上がれず。KO勝ちしたブラボは、母国アルゼンチンはこの日(10月17日)が母の日ということもあり、「今日はおめでとう」とスペイン語でメッセージを送った。

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