▼第7試合 DEEPフライ級 5分3R
○越智晴雄(パラエストラ愛媛)57.15kg
[判定3-0] ※29-28×3
×渋谷カズキ(高本道場)56.85kg
渋谷カズキ
「前回2月、藤田選手にぶちのめされて、それから7カ月間、色々試行錯誤して、今回は最高の相手の前で“シン渋谷カズキ”を見せたいと思います」
越智晴雄
「今回、ひと階級上げてフライ級ということで、ここから最スタートということで、フライ級をかき回したいと思っています。必ずKOで勝ちます」
元DEEPストロー級王者の越智晴雄がフライ級に転向。藤田大和との暫定王者決定戦で敗れた渋谷カズキと対戦する。
越智は19勝9敗2分1NC。2017年9月にDEEPストロー級王者に就くと、RIZINでPANCRASE王者の砂辺光久からKO勝ち、川原波輝に勝利するなど王座を防衛。19年8月と12月に現ONEファイターのジャレッド・ブルックスに1敗1NC後、2020年8月に川原にリアネイキドチョークで敗れ、王座陥落。その後、川原もONEに転じており、今回、越智は階級を上げて1年1カ月ぶりの再起戦に臨む。ボクシング仕込みの強力なパンチ、強いテイクダウン&パウンドで復活なるか。
対する渋谷カズキは、8勝8敗1分。強いグラップリングを武器に2019年11月から4連勝。2020年12月には鮎田直人に59秒、ヒールフックで一本勝ちしている。しかし、2021年2月の藤田大和との暫定王者決定戦でカーフキックを効かされ、3R、サッカーキックによりTKO負け。フライ級のベルトを逃している。元ストロー級王者の越智を相手に、極めの強さを見せられるか。
1R、渋谷の最初のシングルレッグにアームインギロチンチョークを合わせた越智。首を抜いた渋谷はハーフになり細かくパウンド。残り20秒で足を取りに行くが、越智もその腕を掴んでデフェンス。
2R、前足にシングルレッグテイクダウンは渋谷。金網使い立つ越智にギロチンチョークは渋谷もすぐに首を抜く越智がハーフからパウンド。
下の渋谷の腕十字、ストレートアームバーを抜いて強いパウンド! 下の渋谷の三角狙いからのヒジを持ち上げスラムで外す越智は下の渋谷の足にサッカーキック! 立ち上がる渋谷のシングルレッグを切ってインサイドに入りゴング。
3R、左を上下に突く越智に払い腰から巻き込み狙いの渋谷。潰してサイドバックからパウンドの越智に潜り足関節狙いは渋谷。足を抜く越智を追い上を取る渋谷は、越智の立ち際にバック狙いで足をかけるが、正対しボディロックテイクダウンは越智! インサイドから鉄槌を落としゴング。
判定は3-0(29-28×3)で越智がフライ級で勝利を挙げた。