▼第8試合 セミファイナル DEEPライト級 5分3R
○大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)70.7kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×小金 翔(フリー)70.75kg
小金 翔
「今回、しっかりといい練習できましたので、しっかりと勝ちたいと思います」
大原樹里
「DEEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」
ノンタイトル戦ながら、DEEP暫定王者の大原樹里と、ZST王者・小金翔によるライト級王者対決が決定した。
大原は現在4連勝中。武田光司(BRAVE)との連戦で敗れた後、2020年8月に鈴木琢仁を下からの蹴り上げで1R TKOに下すと、同年9月にRIZIN初参戦。矢地祐介との死闘もスプリット判定で制した。
2021年2月にはDEEPで北岡悟を1R KOに下し、3連勝。DEEPライト級王者の武田光司が負傷欠場中のため、7月4日の前戦「DEEP102」では、大木良太(KRAZY BEE)と暫定王者決定戦で対戦。大木のローブローにより、3R途中までのテクニカル判定で、大原が勝利し、暫定王座に就いている。
対する小金は、現ZSTライト級王者。2016年6月から2つの引き分けを挟んでMMAでは11戦負け無し。前戦は4月に4連勝中だった岸野絋樹に判定勝ちをマークした。2021年6月には立ち技のシュートボクシングに参戦し、海人を相手に判定まで持ち込んでいる。
大原、小金ともに180cmの長身。四つ組みに強い小金を相手に、大原は自身の持ち味である打撃をいかに活かすことができるか。
1R、ともにオーソドックス構え。大原は左ハイ。ブロックする小金は大原の左の蹴りを掴み、ボディロックテイクダウン!
大原の立ち際に足をかけスタンドッバックにつく小金は両足をかけて足をオタツロックで組んでチョーク狙い。グラウンドに引き込むも、大原は後ろ手を極めさせず。
2R、右カーフキックを連続で当てる大原、しかし小金は右ボディから詰めてスタンドバックからテイクダウン。バック。
両足をかけるが、手をつかむ大原に両者動きなく、小金はバックにつきながらもブレークに。スタンドで右ローを蹴る大原。小金がボディロックで組んでゴング。
3R、右クロスを当てる大原に詰めて右を小手に巻いて二度払い腰で投げる小金! 立ち上がる大原はジャブ・ロー。小金は詰めてダブルレッグもテイクダウンは出来ず。
判定は、テイクダウンからデフェンス、打撃で優勢だった大原が2-1のスプリットで接戦を勝利。試合後、「KOを期待した皆さんすみません。次、作り直してきます。俺、暫定チャンピオンだけど、現チャンピオン、俺が勝ったやつに負けてますよね(RIZINで武田が矢地に敗れる)。俺去年RIZINに出たの忘れてるでしょ? とりあえず俺のこと忘れんなよ」とマイクでアピールした。