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レポート

【Krush】璃明武がカーフキックを効かせて吉岡ビギンに完封勝利、トーナメントは内田晶・鬼山桃太朗・黒田勇斗が勝ち上がり

2021/08/21 21:08

▼第2試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
○C-ZUKA(T-GYM)
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×KAI(ファイティスジムMSC)
※本戦の判定は30-28、29-30、29-29。


 C-ZUKAは165cmと長身で、長い手足が武器。過去にNJKFミネルヴァ・アトム級初代王座を保持していたこともあり、6勝(1KO)7敗1分の戦績を持つ。2019年5月には高梨knuckle美穂と第2代Krush女子アトム級王座決定戦を争ったが、3R1分34秒、KOで敗れ王座獲得ならず。今回は2019年12月以来の参戦となる。


 KAIは空手をベースとするMMAファイターで2014年からDEEP JEWELSに参戦。桐生祐子(鈴木祐子)、北野きゅう、ジェット・イズミに勝利も、両ヒザの手術で戦線を離脱。1年半ぶりの復帰戦となった2019年9月、キック出身のジェット・イズミ(元J-GIRLSミニフライ級王者)を相手にキックルールで判定勝ち。10月大会では古瀬美月に判定2-1(いずれもマスト判定)、2020年7月大会でも永尾音波に判定2-1という僅差で連敗を喫し、10月にはさくらにリアネイキドチョークで一本負けしている。今回は得意とする立ち技でKrush初参戦。MM戦績は5勝6敗。


 1R、前に出て右ストレートを繰り出すKAIをワンツーで迎え撃つC-ZUKA。積極的に前へ出て攻めるのはKAIだが、C-ZUKAのカウンターをもらい気味。しかし、終盤になるとKAIの右フックがヒットした。


 2Rになると右ローを蹴るKAI。C-ZUKAは左右ミドルを蹴り、KAIの前進をジャブで迎え撃つ。KAIは右ボディから右フック。さらに距離を詰めて右を当てていくKAI。


 3R、KAIは距離を詰めてのボディ。右を伸ばすとこれが連続してC-ZUKAの顔面を捉える。蹴りを放つC-ZUKAだがKAIを止めるには至らず、KAIが右ボディ、右フック、左ローと攻める。前に出て詰めるKAIにC-ZUKAも下がりながらパンチを当て始め、終盤はリーチの差を活かしてヒットを奪った。


 本戦の判定は三者三様のドロー。延長戦に入ると前に出るKAIを前蹴りで止めに行くC-ZUKA。リーチの差を活かしたストレートも当てるが、KAIの右をもらう。それでもC-ZUKAはリーチの差を活かして前へ出てくるKAIにジャブ、ワンツーを合わせていく。KAIの右フックに身体ごともっていかれたが、細かいヒット数で上回ったC-ZUKAが判定勝ちした。

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