▼第6試合 第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
×小倉尚也(スクランブル渋谷)
判定0-3 ※28-29×2、27-29
○内田 晶(チーム・タイガーホーク)
※内田が準決勝へ進出。
小倉は2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦しているファイターで、パンチを武器に16勝(8KO)8敗2分の戦績。2020年9月、2021年1月、5月と3連勝している。
内田は2014年12月からKrushに参戦するも引き分けを挟んで4連敗。しかし、今年5月大会で三井大揮を3R3分ちょうど、右ストレートでKOした。戦績は2勝(2KO)4敗1分。
1R、小倉は左インローを多用し、内田は左ミドル。小倉は左前蹴りでレバーを狙い、左ボディから右フックをヒットさせる。内田は左右に構えをスイッチしつつ左ハイをかすめさせ、前に出る小倉をストレートで迎え撃つ。その後も前に出る小倉に左ハイを狙い撃ち、そしてワンツーで近付けさせない。
2Rも同様に前へ出る小倉へ左ハイ、そしてワンツーで近付けさせない内田。小倉は潜り込んでの左ボディ。しかし、潜り込むためバッティングになってしまう。再開後、前へ来た小倉へ内田の右のカウンターが決まり、下がる小倉へ内田がラッシュ。ロープに詰めての右フックでダウンを奪う。右目上から流血もする小倉は前へ出て左フック、内田も左フックと左ハイ。右フックで倒しに行く小倉だが、ジャブで距離を取られる。ボディをめり込ませた小倉だが、左フックをもらう。
3R、内田はジャブと左フック。小倉は前へ出て右フック、右クロス、右アッパーで逆転を狙う。内田もカウンターの右。内田はスイッチしながら前蹴りやジャブで距離を詰めてくる小倉の攻撃から逃れる。さらにカウンターの右。小倉は距離を詰めて左右フック打つが内田は耐える。終了間際の連打で内田は終了と同時にロープにもたれかかった。
判定は3-0でダウンを奪った内田が勝利。優勝候補の一角と目されていた小倉を破る番狂わせを起こした。
内田はマイクを持つと「俺が勝つなんて思った人いないでしょう。俺は覆します。今年のKrushの主役は俺です」とダークホースがこのトーナメントを獲ると宣言した。