▼第1試合 ストロー級 5分3R
×EDGE(和術慧舟會GODS)8勝8敗/51.75kg
[3R 1分10秒 TKO] ※パウンド
〇華蓮DATE(Team DATE)3勝/51.4kg
EDGEはPANCRASE初参戦。日本では2011年9月「Jewels 16th」でのスギロック戦以来、約10年ぶりの試合となる。切れ味鋭いパンチを武器に2006年4月からSMACK GIRLで6連勝を飾るも、2007年9月にハム・ソヒに判定で敗れると、2008年2月にリサ・ワード(エリス)に一本負け、2011年9月に3年ぶり復帰戦でスギロックに判定負け。2018年7月に「Glory of Heroes 33: Shanghai」で7年ぶりの試合に臨むも3R TKO負けで4連敗となっていた。 3年ぶりの再起戦に向け、EDGEは和術慧舟會GODS・X-TREME EBINAで寝技の強化も進めており、WINDY智美らと練習に励む姿を公開している。
対する華蓮は、プレリミで地道に試合を重ねてメインカード枠に昇格。2019年12月にDIANAに判定勝ちすると、2020年10月には青木文菜にリアネイキドチョークで一本勝ちと実力をつけている。まだ17歳だが、EDGEがSMACK GIRLでデビューしたのも17歳。16歳差の試合は、EDGEが得意の打撃とベテランの巧さで後進を跳ね返すか。それとも華蓮が若さで押し切るか。
1R、サウスポーのEDGEは圧力をかけていくが、オーソドックス構えの華蓮は右インロー。さらに左ローを前足に蹴り。そこに右で飛び込むEDGE。左で差しての組みも離れ際に右フックで前に。華蓮は右の高い前蹴りで迎撃。そのまま右のスーパーマンパンチもヒット。ジャッジは1者EDGE、2者が華蓮。
2R、離れて半身気味に右の高いサイドキックを放つ華蓮。さらに着地して左ストレ-トを当てるなど歩きながらコンビネーションを見せる。続く左の蹴り、右インローにはEDGEも左ストレ-トを合わせに行く。
左ハイもヒットさせる華蓮はスイッチしての左インローで前足を打つ。EDGEの前進に小外がけでテイクダウンを奪う華蓮。下になるも外掛けから足関節を狙うEDGEに、華蓮は脇をすくって寝かせるとヒジ打ち。ジャッジは3者とも華蓮を支持する。
3R、スタミナでも優る華蓮は、EDGEをケージに押し込み、トップからパウンド連打。ハーフだったEDGEは足を越えられ、華蓮はニアマウントをパウンド! ヒジも受けたEDGEを見て、レフェリーのWINDY智美が試合を止めた。
TKO勝ちの華蓮は初のメインカード出場で3連勝。ケージの中で「ストロー級のベルトまでもう少しなので勝ち続けたいです」と女王・藤野恵実への挑戦を目指すことを語った。