(C)PANCRASE
2021年6月27日(日)、東京・新木場スタジオコーストにて「PANCRASE 322」開催。試合は「TIGET LIVE」にて生配信された。
▼第10試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
〇菊入正行(NEVER QUIT)2位/7勝2敗1分/77.3kg
[2R 2分31秒 TKO] ※左三日月蹴り
×三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS)14勝8敗/第10代同級K.O.P./77.45kg
菊入は、2019年4月に粕谷優介にTKO負けを喫したものの、7月に岸本泰昭に判定ドロー後、2020年は7月に中村勇太を2R TKO、9月に高木健太も判定で下すなど、確実にランキングの階段を昇ってきた。しかし、2020年12月の最終戦で第9代KOP村山暁洋の老獪なテクニックの前に判定負け。再び上位を目指す。
対する三浦は、その村山と2016年10月に対戦し、ジャブのみで判定勝利した同じく元KOP。その後、2017年7月に阿部大治に2R TKO負けで王座陥落したものの、2019年10月にはレッツ豪太を組みも混ぜての打撃で68秒でTKOに下すなど、まだまだそのボクシング&柔道テクニックは健在だ。
1R、互いに右ローから入り、菊入は圧力をかけて左ジャブ、右フックを合わせ、前蹴り。ボディストレート、左右を細かく突き返す三浦は近づくと払い腰テイクダウン! しかし菊入はすぐに立ち上がると左フックをヒット!
ボクシング加え柔道ベースでもある三浦の投げを突き放すようになる菊入は左ジャブを突く。三浦は右ローキック。3者10-9で菊入のラウンド。
2R、右ローキックは菊入。右のカーフキックを狙う三浦。さらに左右フックを振るが、菊入は左ジャブで突き放す。近づくとダブルアンダーで両脇を差す菊入もブレーク。ロー、左フック、右ストレートと回転を上げる三浦。
菊入は三浦の入りにローキック、さらに詰めての左三日月蹴り! 右脇腹にもらった三浦が後退、うずくまったところに菊入がパウンド連打! レフェリーが間に入った。菊入がTKO勝利。
勝利した菊入は「村山選手が『勝った方とタイトルマッチをやらせてほしい』とツイートしていたので、村山選手にリベンジさせて下さい」と、12月に敗れている村山暁洋との再戦での王座決定戦をアピールした。