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【UFC】アデサニヤが王座防衛。モレノがフィゲイレードを極め、メキシコ人初のUFC世界王者に! エドワーズ勝利もネイトは見せ場作る、ムハマッドがマイア下す、クレイグが圧巻サブミッションTKO!=UFC 263

2021/06/13 09:06

【メインカード】

▼ウェルター級 5分5R
〇レオン・エドワーズ(英国)170.5lbs/77.34kg
[判定3-0] ※49-46×3

×ネイト・ディアス(米国)170lbs/77.11kg

 1R、サウスポー構えのネイト。オーソドックス構えから入るエドワーズ。右で飛び込むネイト。いったん視線を外しながら、背中を見せながらいきなり左右で飛び込む。サウスポー構えに変えるエドワーズ。

 大きな右を見せるネイト。オーソドックス構えにスイッチから左に戻すエドワーズに、ネイトは左ロー。右の打ち終わりはエドワーズが右を狙い。サウスポー構えから左ローをヒット! 

 四つから崩しに行くエドワーズ。そこを凌ぐエドワーズは詰めてヒザ。さらに横に崩してテイクダウン! すぐにバックテイクし、たすきに取る。腰をずらしたネイトは立ち上がりを狙うが、その際についていくエドワーズは左足をかけるが。前転したネイトはガードに入れるとエドワーズは離れて左ロー!

 2R、時折背中を見せながら右で飛び込むネイト。エドワーズは左前蹴りも、そこに腹を効かされたフリをするネイトも付き合わないエドワーズは左ローを走らせる。

 左ローを突くエドワーズ。詰めて右で差して、ネイトの左脇を潜るエドワーズは、バックテイクからボディロックで小外で崩してテイクダウン! 下のネイトは外ヒールフックもエドワーズは金網を掴んでしまう。ストレートフットロックに切り替えたネイトに後ろを向いて足を抜いて離れるエドワーズ。スタンドへ。乱打戦から左で詰めるネイト。そこを捌いて四つに持ち込むエドワーズが離れ際にヒジ。

 3R、前蹴りのエドワーズは左ローも。詰めるネイトは右で差して組むが、突き放すエドワーズが圧力をかける。エドワーズの右を掻い潜り組むネイトだが、ここもいい組み手はエドワーズ。ネイトの右脇を同じように潜るとボディロックテイクダウン! ハーフガードのネイトにヒジを打ち込み、ネイトは頭部から出血。下から「来いよ」と挑発するネイトに、エドワーズは付き合わず。

 流血しながら詰めるネイトを捌いて四つに組んで脇を潜るエドワーズ。ボディロックから足をかけてテイクダウン! ディープハーフから足関節を狙うネイト。それを潰すエドワーズ。スタンドに。エドワーズは右ヒジを当てるもネイトは声を挙げる。

 4R、オーソドックス構えから右ミドル、サウスポー構えに変えるエドワーズ。ネイトの右に左を合わせるエドワーズ。またも左ローを当てる。右前蹴りから前に出るネイトに、足払いでこかすエドワーズ! またも半身からいきなり飛び込むネイト。エドワーズの左ローを外側いチェックし、左足を指して痛めただろう? と声を挙げる。

 左瞼からも出血するネイトはワンツーも、さばくエドワーズは右。ともにオーソドックス構えになりネイトがサウスポー構えに戻したところでブザー。押し戻したネイトだが、有効打はエドワーズ。

 5R、ネイトの打撃にカウンターの軸足払いでこかすエドワーズ。しかしグラウンドには付き合わない。右ヒジをから飛び込むネイトは右で差して離れ際に右ヒジ。押し戻すエドワーズは左! しかし慎重に間合いを取る。右ボディストレート、さらにワンツー! 詰めるネイトは右で差して一瞬ダブルレッグも差し上げるエドワーズが離れる。

 エドワーズは右ミドル! 左ハイも。ブロックするネイトに左から角度を変えて右を打つエドワーズ! 出血しながら詰めるネイトはエドワーズの右フックにカウンターの左! グラつくエドワーズに、さらにネイトは左。エドワーズは一瞬動きが止まると、ネイトは右も当てる! サークリングして回復するエドワーズは四つに組んでブザー。最後に見せ場を作ったネイトは右手を挙げた。

 判定は3-0(49-46×3)でエドワーズが勝利。ひとつのNCを含むUFC9連勝をメークした勝者は「ネイトは凄い。リスペクトしている。最後の最後にもらったね」と笑顔。

 この試合で、オクタゴンで計5時間を超える試合タイムを更新した敗者も「レオンおめでとう、いいエルボーをもらったよ。俺たちネイト・ディアズアーミーをいつも応援してくれてありがとう」と右手を挙げて語った。

エドワーズ「ネイトが俺のことをイラつかせようとしていたのは分かっていたけど、最後の1分は本当にヒヤッとした」

「最後の1分は本当にヒヤッとしたね。試合の大半を制しながら最後の最後でやられたら意味ないからね。4つのラウンドを有利に進めてあと1分だけだった。ネイトはレジェンドで、このスポーツのキャリアも長く、身の振り方もわかっている。俺がプロとしてデビューした時にネイトはすでにUFCでヘッドラインを飾っていた。ネイトが暴言とかで俺のことをイラつかせようとしていたのは分かっていたし、自分が挑発に乗ってはいけないこともコーチ陣から言われ続けていた。もちろんネイトことは尊敬しているし、これからも変わらず彼の戦いを続けてほしい。

 自分としてはもう少し打撃の量を増やしてもよかったかもしれない。いまだに最終ラウンドで一発を食らってしまったのが悔しい。この勝利で俺がタイトル戦に相応しいことを証明できたと思う。これで9戦連続勝利なのに加え、俺みたいに試合を受けている選手は他にいない。次はタイトル戦だろう」

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