▼ライトヘビー級 5分3R
〇ポール・クレイグ(スコットランド)204.5lbs/92.76kg
[1R 1分59秒 TKO] ※腕十字によるヒジ負傷
×ジャマール・ヒル(米国)205.5lbs/93.21kg
ライトヘビー級14位のクレイグ、15位のヒル。大「USA」コールの中、完全アウェーのクレイグは、ヒルの右手をオーバーフックして引き込み。オモプラッタ狙いからフルガード。右手を絞ってから、ヒルの逆の左手にスイッチして腕十字に! ヒルを前転させたクレイグは左手を90度に曲げると、正対してきたヒルを三角で極めたまま下からパウンド乱打! ヒルの左腕は脱臼して力が抜けている。レフェリーがようやく気付き、間に入った。
The Bear Jew locks in his 4th-straight 🙌
[ 🏴@PCraigMMA | #UFC263 ] pic.twitter.com/9bdnoXIxk5— UFC (@ufc) June 13, 2021
試合後、勝者は「彼の腕は壊れているかもしれません。腕十字のときにタップしたんじゃないかなと思いましたが、もうこれ以上は動けないだろうと思いました。レフェリーがストップしない以上、外すことはできなかった。米国の皆さん、ありがとうございました」とマイク。最後は拍手を浴びた。
#UFC263 Official Result: Paul Craig (@PCraigMMA) defeats Jamahal Hill by TKO at 1:59 in Round 1.
— UFC News (@UFCNews) June 13, 2021
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◆クレイグ「みんなが一本に賭けてくれていたのに、サブミッションで極まったことにならなくて(TKOで)申し訳ない」
「自分の仕事はフィニッシュすること。柔術家を相手に、タップかナップ(落ちる)かスナップ(折れる)か、今日はスナップだった。それを確認するのはレフェリーの仕事だ。レフェリーは経験豊富だし、どうすればいいか分かっている。ジャマールはものすごくタフな相手でもあるし、最後に自分の運命を決めるのは彼自身だ。タップするかどうかは自分で決められるし、十分に決まっているかどうかも分かる。でも、彼はそういうタイプの人なんだろう。とにかくタフだし、鉄でできているみたいだし、とても強くなって戻ってくると思う。
半年だからね。3カ月前に実現していたはずが、ここにくるまで半年かかった。でも、最終的にはやり遂げられた。試合前に俺たちの間に流れていた悪い血は最後に手を上げられた時点で終わり。彼のことはとても尊敬している。向こうは自分の柔術が俺のレベルに達していると言っていたけど、そうだとしても、こういう状況だと俺の腕はさらに上がるんだ。サブミッションゲームを見てもらえれば分かるように、俺は超危険なやつだからな。みんなが一本に賭けてくれていたのに、サブミッションで極まったことにならなくて申し訳ない。
ブーイングにあおられたけど、最後は歓声が上がったし、とても喜んでもらえた。それがファイトビジネスというものさ。最初にどちらか選ぶけど、終わるときにはすべてを変えられる。時間はたっぷりあるから、柔術の腕試しがしたいヤツがいれば戦うけど、トップ9、トップ10、まあトップ8くらいかな、そういう相手を探している」