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▼メインイベント 第11試合 ライト級 5分3R
○西川大和(西川道場)
[2R 4分53秒 三角絞め]
×大尊伸光(同級世界1位/フリー)
2020年5月の修斗初参戦から未だ負け知らずの4連勝を飾り、立ち技でも快進撃を続ける“18歳の二刀流”西川大和(西川道場)が、元環太平洋ライト級王者“剛腕”大尊伸光(フリー)に挑む大一番が決定。
対戦相手が誰であろうが臆する事無く真っ向勝負を挑み続ける西川は、2021年1月の前戦では、マックス・ザ・ボディに2R バックマウントからのパウンドラッシュでTKO勝ちを収めている。
対する大尊はこれまで数々の修羅場をくぐり抜け、対戦相手をワンパンチで沈めてきた強打者。2020年9月の前戦では、西川と同じくマックス・ザ・ボディと対戦し1R 左フックでマットに沈めている。
互いに倒せるパンチを持っているが、最愛の母の死を乗り越え、その思いが宿る大尊の拳はひときわ重い。“一撃必倒”の両者による3R戦は激闘必至か。西川は今後キャリアを大きく左右する一戦を迎える事となった。
1R、ともにオーソドックス構え。先に詰める西川に、右のカーフキック2連打は大尊。前足を入れ替えた西川は、ワンツースリーフォーを当てた4連打から押し込んでなんと自ら引き込み! クローズドガードに入れる西川は大尊の強いパンチを下からかわして、煽る。
中央に戻り、上から腹に鉄槌する大尊。ガードに入れて背中をつけて脇下から足で煽る西川! しかし真ん中に戻る大尊。下の西川は手首コントロールし、決定打をもらわない。
2R、サウスポーからら右ローを打つ西川は、ステップを増やし、右前蹴り。大尊のワンツーが当たるが、その前進をかいくぐりバックテイク、大尊の正対際に三角絞め! 右手を手繰りながら伸ばし十字狙い、さらに頭を引き寄せてから三角を組み直す西川は下から鉄槌、さらにヒジを打つ! 残り10秒で西川は両手で頭を引き寄せると、大尊がタップした。
試合後、18歳の西川は「足がパンパンです。これで? 5連勝、ライト級、環太平洋はいらないです。川名選手、僕とタイトルマッチをやってください! お願いします!」と、RIZIN参戦中の川名雄生が持つライト級世界王座挑戦をアピールした。