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【修斗】18歳・西川大和が大尊伸光から一本勝ち! 宇野薫は内藤太尊にKO負け、女子スーパーアトム級で中村未来と杉本恵が復活TKO勝ち! 7.25 後楽園で世界フェザー級王座戦 SASUKE vs. 工藤諒司が決定

2021/05/16 17:05

▼第9試合 フライ級 5分3R
○宇田悠斗(同級世界8位/総合格闘技道場HOPE)
[判定3-0] ※29-27×2, 30-27
×清水清隆(同級世界2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)

 2019年修斗フライ級新人王の宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)が後楽園ホールに初登場。宇田は現在、4勝1分の負け無しで、12月の前戦では宮城友一に判定勝利している。元世界ランカーの直撃我聞を師に持つ無敗のニューカマーは、堅実なレスリングスキルと天性の格闘センスを併せ持ち、関係者からは平良達郎と並ぶ次世代の旗手として期待されている。

 その宇田を迎え撃つのは“TRIBEの若頭”清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A.)だ。前戦では7戦無敗の平良達郎に破れたが、長期間に渡りトップランカーに名を連ね、40戦以上のキャリアを持つ清水が遅れをとることはないだろう。

 フライ級は新世界王者・福田龍彌を頂点に“スーパーノヴァ”平良達郎の快進撃で盛り上がりを見せている。24歳になる宇田にとって清水戦は初の上位ランカーとの対決となり、トップ戦線に入る為には越えなくてはならない大きな壁。平良戦まで3連勝をマークしていた37歳のベテラン清水にとっては、再び連勝街道に乗って悲願の王座獲得に向かいたい。

 1R、ともにオーソドックス構え。宇田は右の強いカーフキック! 清水も前手の左フック、右ローを返し、左ジャブの飛び込み! 左カーフを狙う宇田だが、清水の左のダブルをもらい尻餅! すぐに立ち上がるが、清水は持ち返す。

 2R、長い右を当てる宇田! さらに右カーフキック! 宇田の右がテンプルに当たり、バランスを崩す清水。がぶりから立ち上がる。右ローは宇田! 清水の前足が赤く腫れる。左ジャブを下から突き上げるように打つ宇田は、なおも踏み込んでの右ロー! 

 清水の右にカウンターの右は宇田! ダウンした清水は左のパウンドラッシュは宇田! さらに抱きつく清水を剥がして鉄槌で連打! レフェリーは見る。ブザー。

 3R、右から左を当てる宇田! 清水も打ち合いに持ち込むも足がもつれる。ダブルレッグで押し込む宇田にスタンドで正対する清水は突き放す。

 右で飛び込んで逆転のギロチンチョークを狙う清水! クローズドガードの中に入れて絞るが、首を抜く宇田が上で細かいパウンド。ブレーク。左で飛び込む清水だが、さばく宇田も左右で応戦。バランス崩して尻餅をつくが、すぐに立ち上がり笑顔。

 判定は3-0(29-27×2, 30-27)で宇田が勝利。

「清水選手、タフ過ぎすぎでしょ。KOしたかったけど、またイチからやります。実力不足ですみません。僕の試合、面白かったですか?」とマイク。

 続けて、6月20日メルパルクホールOSAKA大会で、世界フライ級王座戦を戦う王者・福田龍彌vs.無敗の挑戦者・平良達郎について、「福田選手と平良選手がフライ級で戦いますが、負けた方に興味がないんで、勝った方とやらせてください」と、王座戦線に絡みたいとした。

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