▼第8試合 バンタム級 5分3R
○加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)
[3R 4分43秒 TKO] ※パウンド
×坂巻魁斗(パラエストラ柏)
修斗バンタム級戦線に新たな選手が参戦。これまでにZST、DEEP、GRACHANなど様々な団体でキャリアを積み、アイドルオタクとしても知られている坂巻魁斗(24・パラエストラ柏)の出場が決定した。
坂巻は、2014年のプロデビューから6連勝を飾り、ZSTフライ級暫定王者にまで登り詰めたが、DEEPで柴田“MONKEY”有哉、 安谷屋智弘に判定負け。2019年12月GRACHANで獅庵にTKO負けするなど3連敗。一旦キャリアをストップしていたが、今回、BRAVE GYMからパラエストラ柏に移籍し、新たな戦いの場を修斗に求め参戦することとなった。
その坂巻を迎え撃つのが、バンタム級で凌ぎを削ってきた“遠州の用心棒”加藤ケンジ(30・K.O.SHOOTO GYM)だ。加藤は、修斗でガッツ天斗、齊藤曜に連勝後、RIZINで金太郎に一本負けも山本アーセンにKO勝ち。2021年1月の修斗では、藤井伸樹(ALLIANCE)と一進一退の攻防で会場を大いに盛り上げるも、“ゾンビ”藤井のグラウンドコントロールの前に判定で苦杯を舐めた。
加藤は再起戦、坂巻は新天地での初戦となりお互いに負けられない一戦となる。レスリングと関節技の坂巻vs強打者。加藤。強者が集う“黄金のバンタム”で異色のカードが決定した。
1R、サウスポー構えの加藤。坂巻の右アッパーに右ストレートを合わせた加藤。しかし、坂巻も右を返す。テイクダウンから坂巻は加藤の両足をフック。立ち上がる加藤をバックコントロール。
2R、右フックを打つ加藤。左を振って組む坂巻は引き込みも付き合わない加藤。坂巻は右フックからダブルレッグ、押し込みシングルレッグに移行して足を手繰る坂巻。スプロールし片手でパウンドは加藤。ブレーク。
3R、後ろ廻し蹴りも見せる加藤。しかし近づくと坂巻はシングルレッグへ。しかし加藤はスプロールして離れる。左の蹴りを当てる加藤。遠間から坂巻はシングルレッグ。足を後方に飛ばす加藤。坂巻は動けずブレーク。
左の蹴りを当てる加藤は右ローも。さらに左ストレートに坂巻は後退。遠間からのシングルレッグは切られる。スタンドバックについた加藤に前転、外がけから外ヒールフックを狙う坂巻だが、身体を折りたたまれ、足を掴んだまま正面からパウンドを受け続ける坂巻を見て、レフェリーが試合を止めた。