▼第1試合 ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021 準決勝第1試合 3分3R延長2R
×山本ユノカ(Kick Box/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者)48.9kg
[判定0-2](29-30, 29-29, 28-29)
○大倉 萌(大道塾 吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会 女子-215クラス優勝)48.85kg
山本は2012年4月にプロボクシングでデビューし格闘家のキャリアがスタート。これまでOPBF女子東洋太平洋フライ級王座、WBA女子世界ライトミニマム級王座に就いた。そして2019年11月にジャパンキックボクシング協会でキックボクシング転向第一戦を行い白星デビュー。昨年7月にRISE QUEENの紅絹と対戦し敗戦したものの、8月には樋田智子に判定勝ちをしている。戦績は2勝1敗1分。
大倉は10歳の頃から大道塾・空道を学び、2017年には『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の女子215(身体指数=身長+体重)以下クラスで優勝。空道と並行してキックボクサーとしても活躍。プロデビュー戦では多彩な足技で対戦相手の顔面から出血させてのTKO勝ちを収めた。昨年開催された『QUEEN of QUEENS』にプロ2戦目で抜擢され、百花と接戦を演じ敗れるもポテンシャルの高さを見せつけている。戦績は1勝(1KO)1敗。
1R、ともにオーソドックス構え。右ミドル、インロー、右カーフと蹴りを軸に戦う大倉。右ハイ、右フックも当てる。前足重心の山本は蹴り足を掴んでの右も2度連続して打ち注意。右の蹴りは大倉! カーフを効かされた山本はクリンチしてのボディ打ちを連打する。
2R、さらに右カーフを当てて離れる大倉。山本は詰めて右から左の返しのフック! 大倉はパンチでも打ちあいに応じるが近距離は山本。大倉の右ローに左腿が赤く腫れる山本。大倉の打ち終わりに左を当てる山本! しかし大倉も右を打ち返し右ロー! 徐々に山本のパンチが前のめりになる。
3R、1Rは蹴りの大倉、2Rは左クロスの山本、勝負の最終ラウンド。右を突く大倉。近い距離にしたい山本は入ればまとめるがブロッキングの大倉は巧みに上下に散らす。山本にホールドしての攻撃で注意。終盤に詰めて右ボディストレートから左フックを当てる山本が追い上げゴング。
判定は2-0(30-29, 29-29, 29-28)で大倉が接戦を勝利。延長に行くこと無くしかし、フルラウンドで1回戦を勝ち上がった。