キックボクシング
レポート

【RISE】宮﨑小雪が紅絹に判定勝利で新王者に! AKARIが大倉下し優勝、寺山日葵への挑戦権獲得

2021/03/28 17:03

▼第5試合 ヘビー級 3分3R
○内田雄太(Team Aerts/ホーストカップ日本ヘビー級王者)99.25kg
[2R 2分19秒 KO] ※右フック

×森 孝太郎(NEXT STEP GYM/J-NETWORKライトヘビー級暫定王者)96.45kg

 内田は全日本空手道連盟主催の全日本三連覇を成し遂げた両親を持つ空手サラブレッドで、自身も高校・大学と空手に打ち込み、柳ケ浦高校時代は国体準優勝、近畿大学では全日本学生空手道連盟主催の全日本大学団体優勝、個人優勝を飾った。2015年8月の和道会ワールドカップ84kg級で優勝後、総合格闘技に転向。2015年末の『RIZIN』でプロデビューするがワレンティン・モルダフスキーに一本負け。

 2017年3月からはオランダに渡り、ピーター・アーツの指導を受けてキックボクサーとしてのプロキャリアを積む。2018年末には『平成最後のやれんのか!』で.小西拓槙に勝利。2019年12月には初代HOOST CUP日本ヘビー級王座に就いた。

 森はサウスポーでコンパクトにまとめる重いパンチとタイミングが絶妙なヒザを得意とし、2019年8月のJ-NETWORKライトヘビー級次期王座挑戦者決定戦で中平卓見に2RでTKO勝ち。10月にムハナド・アスランとJ-NETWORKライトヘビー級王座決定戦を行うはずだったが、アスランの負傷欠場で暫定王者として認定された。

 なお、現在空位のRISEヘビー級王座に関して伊藤代表が「年内には決めたい」という発言を受け、内田は「まずは一つひとつをしっかり勝っていくこと。そして当たり前にベルトを獲って、同じジムのバダ・フェルダオスが元チャンピオンだった清水賢吾選手に挑戦して負けているので、自分がベルトを獲って見せびらかせたい」とコメント。対する森は「自分はRISEのタイトルを獲るためにトレーニングを重ねてきました。タイトルを獲るためにもいい試合で終えたい」と意気込みを語っている。

 1R、ともにオーソドックス構え。重い右ロー、右ミドル、そして左の順突きを入れる内田。しかし森も左手を顔に伸ばす。右ジャブ&ローの内だに圧力をかける森はヒザ。遠い距離からの伸ばす突きは内田。森は近距離で戦う。

 2R、距離を取り、ワンツー&右ローまで繋ぐ内田。右フックも当てるが森も下がらず前へ。ヒザを突く。前に詰める森に、右に回ってさばきながら右フックは内田! 森は立ち上がれず、内田が見事KO勝ちした。

 試合後、内田は「森選手、ありがとうございました。なんか焦ってしまって、心の部分がまだまだ鍛えられていない。いまはオランダに入れませんが、RISEさんもっとヘビー級盛り上げましょう。僕がブッ倒しますんで」と笑顔無しでマイクアピールした。

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