▼セミファイナル ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021 決勝戦 3分3R延長2R
○AKARI(TARGET)
[判定2-1] ※30-29, 28-29, 29-28
×大倉萌(大道塾 吉祥寺支部)
※AKARIが優勝。寺山日葵への挑戦権を獲得
RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)へのタイトル挑戦権を懸けて戦う「ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021 」。AKARI、大倉萌ともに準決勝を3Rフルに戦ってきた。
1R、ともにオーソドックス構え。前足を上げて圧力をかけるAKARI。互いに前蹴り。大倉も首もとに高い前蹴りを放ち、左ミドル! さらに右ミドルもヒット。
互いにローの蹴り合いから右ストレートを当てるのはAKRI! 左インローも当て、右前蹴りで大倉を下がらせる。中に入りたい大倉は右で入るが、その打ち終わりに右を返すのはAKARI。
2R、右の跳びヒザ、右ミドルを当てた大倉。左右の入りにヒザを返すAKARI。ワンツー右ローまで繋ぐ。左の刺し合いでバランスを崩し尻餅をつくAKARIだがノーダウン。大倉の接近戦にAKARIも右をしっかり返す。
3R、詰める大倉は右ミドル! AKARIも高い打点の右前蹴りを顔面に! 打ち合いのなかで右ミドルまで返すAKARI。大倉の入りに出ばなをくじく右前蹴り! 鼻血は大倉。最後はAKARIが左右のワンツーをまとめて蹴りまで繋げて大倉をロープまで詰めてゴング。AKARIが両手を挙げた。
判定は2-1(30-29, 28-29, 29-28)でAKARIが勝利。「RISEミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021」を制したAKARIは涙。敗者も涙でリングを後にした。
2試合6Rを戦い抜き優勝したAKARIは、「今日まで練習を見ていただいた伊藤先生、(神村)エリカ先生たちに御礼を言いたいです。初めてのワンデーで自分で煽っていたし、緊張というかどうしようと思いましたが、皆さんのおかげで勝てました。正直、嬉しい気持ちはありますが、まだまだ課題が山積みで、寺山選手にはこのままじゃ勝てないので、気合を入れて頑張ります。“シンデレラが女帝を越える”瞬間を見てください」と力強く挨拶。
コメントを受けて、リングに上がった寺山日葵は、「AKARI選手、強いですが、チャンピオンらしく防衛できるよう追い込みます」と王者としてコメント。
再びマイクを渡されたAKARIは、「寺山選手、そう言ってくれてますが、内心まだまだだよと、余裕ぶっこいてると思うので、私がこれから追い上げて抜かしてやろうと思います」と、らしい言葉で女帝越えを宣言した。