キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】KOの競演!小笠原瑛作が初代王者に、安本晴翔が後ろ蹴りで9連勝、スーパーミドル級は松倉信太郎と田村聖、スーパーライト級は鈴木千裕と宮越慶二郎が勝ち上がる

2021/03/13 20:03

▼第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
〇鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
Ko 1R 1分25秒 ※右フック
×久保政哉(Monolith)
※鈴木が決勝へ進出。


 鈴木はMMAファイターとしてパンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)で優勝。2019年8月の『REBELS』でキックボクシングデビューすると、圧倒的な破壊力を誇るパンチで3連続KO。2020年2月のトーナメント準決勝で西岡蓮太に初黒星を喫したが、その後も怒涛の3連続KOを果たしている。「判定なんてクソくらえ」とKO至上主義を貫く。戦績は8勝(6KO)1敗。


 久保は『GLORY』で、2017年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、日本人選手唯一の専属選手契約を勝ち得た選手だ。GLORYフェザー級トーナメントで準優勝の実績も持つ。2020年11月にREBELSに参戦したが、与座に判定負けを喫した。戦績は17勝(7KO)13敗3分。


 1R、鈴木は開始してすぐに打ち合いに行き、左フックであっという間にダウンを奪う。久保が立ち上がると一気に襲い掛かる鈴木は左右フック、ボディ、アッパーと攻撃の手を休めない。久保は立ったままうつろな目で鈴木の猛打を浴び、フラフラになったところで鈴木が最後は右フックでとどめを刺した。


 鈴木はマイクを持つと「第1試合でけっこう来ていただいてめちゃくちゃ嬉しいです。第1試合を見に来たよって人いますか? 決勝で満席で試合をしたいので決勝戦は僕を見に来てください。先輩、KOでつないだのでこの後よろしくお願いします」と、大会に火をつけた。

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