キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】KOの競演!小笠原瑛作が初代王者に、安本晴翔が後ろ蹴りで9連勝、スーパーミドル級は松倉信太郎と田村聖、スーパーライト級は鈴木千裕と宮越慶二郎が勝ち上がる

2021/03/13 20:03

▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
〇壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元ルンピニージャパン・バンタム級王者)
判定3-0 ※30-29×3
×古村 光(FURUMURA-GYM)


 壱は2019年12月のムエタイオープンで岩浪悠弥にまさかの初回KO負けを喫し、14連勝が途切れた。2020年2月のルンピニースタジアムでの再起戦でも敗れ、9月のKNOCK OUTで小笠原瑛作にも初回KO負けと絶不調だったが、12月のREBELSで鈴木貫太から久々の勝利を収めた。岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメントでは準決勝(1回戦)で強敵・岩浪悠弥に勝利も、決勝で加藤有吾に3度のダウンを奪われて判定負け。今回が再起戦となる23歳。戦績は16勝(6KO)5敗1分。


 古村はタイ・ラジャダムナンスタジアムのリング(新人戦)にも上がり、勝利を収めている19歳(試合時は20歳)。2019年に選手発掘のため行われた『K.O TRYOUT』でTRYOUT生に選ばれた。サウスポーで戦績は4勝(3KO)1敗。


 1R、両者サウスポー。両者ローを蹴り、古村はスピードのある強打を繰り出す。両者ムエタイベースらしい組んでのヒザ蹴り、そしてコカし合いの攻防を見せる。壱は首相撲からのヒジを繰り出すが、コカし合いでは古村が優勢に。


 2Rも首相撲の攻防が多く、壱がヒザを蹴って古村がコカす。壱の左ストレートが入るようになり、パンチから組み付く壱。蹴り足をキャッチしてのパンチ、そして軸足刈りも仕掛ける。左ストレートから首相撲、そしてヒザ蹴りと壱がペースをつかむ。左顔面前蹴りもヒット。


 3Rも壱は左ストレートから首相撲に持ち込んでのヒザ蹴りでペースを握る。古村はコカし、ワンツーを繰り出すが壱が前へ出て手数を出していく。何度もコカす古村だが打撃では壱がヒットを奪い、判定3-0で壱がキャリアの差を見せつけた。壱はラウンドガールを両脇に抱えるイケメンぶりも見せつけた。

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