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【KNOCK OUT】KOの競演!小笠原瑛作が初代王者に、安本晴翔が後ろ蹴りで9連勝、スーパーミドル級は松倉信太郎と田村聖、スーパーライト級は鈴木千裕と宮越慶二郎が勝ち上がる

2021/03/13 20:03
【KNOCK OUT】KOの競演!小笠原瑛作が初代王者に、安本晴翔が後ろ蹴りで9連勝、スーパーミドル級は松倉信太郎と田村聖、スーパーライト級は鈴木千裕と宮越慶二郎が勝ち上がる

小笠原の左ミドルがレバーを捉え、ダメ押しの左ストレートでKO勝ち。初代王座に就いた (C)安村発

KNOCK OUT ~The REBORN~
2021年3月13日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定戦 3分5R延長1R
〇小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
KO 3R 1分24秒 ※左ストレート
×KING強介(京都野口ジム/Team fight bull)
※小笠原が初代王座に就く。


 当初、兄の小笠原裕典との兄弟対決で「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定戦」を争うはずだった小笠原瑛作は、裕典の辞退により繰り上がったKING強介と王座決定戦を行う。KING強介はトーナメント準決勝で裕典に延長戦の末に敗れており、瑛作とは2018年10月に対戦して5R判定負け。


 1R、サウスポーの小笠原は強介が入ってくるところへ左ミドルと前蹴りを合わせる。小笠原の左インロー、左ミドルになかなか入れない強介。小笠原は時折左ストレートも繰り出す。


 2R、強介は左右のカーフキックを蹴るが、小笠原の左インローで左脚が真っ赤に。小笠原は左ミドルを何度も見舞い、組み付くとヒザ蹴り。左ミドルをフェイントしての左ストレート、さらに左ローと圧倒的にペースを握る。強介は右ストレートでボディを叩く。


 3Rも左ミドルをバンバンと蹴っていく小笠原。前蹴りも駆使して強介を近付けさせない。強介は右ヒジ、小笠原もヒジを返す、小笠原の左ストレート、レバーを直撃の左ミドル、左ストレートの連続攻撃に強介は崩れ落ち、そのまま10カウントを聞いた。


 見事なKOでベルトを蒔いた小笠原は「今回の試合、いつも応援してくれる皆様はもちろんですが、僕のお父さんが一番のファンでいつもサポートしてくれます。父親の存在は大きいと思っています。KINGさんが試合を受けてくれたから、こうしてチャンピオンになれました。僕がKNOCK OUTを引っ張っていってもっともっと大きいところまで持っていくので僕についてきてください」とエース宣言した。

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