キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】KOの競演!小笠原瑛作が初代王者に、安本晴翔が後ろ蹴りで9連勝、スーパーミドル級は松倉信太郎と田村聖、スーパーライト級は鈴木千裕と宮越慶二郎が勝ち上がる

2021/03/13 20:03

▼第6試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R
〇龍聖(TRY HARD)
判定3-0 ※30-27×2、30-28
×大脇 武(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)


 龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、2020年12月のREBELSでは聖域統一フェザー級王者・光太郎ZLSに1Rわずか51秒でハイキックによるKO勝ち。6戦6勝全KO勝ちと快進撃を続ける19歳。


 今回対戦する大脇武(GET OVER)は13勝(7KO)4敗の戦績を持ち、これまでにDBS(仙台のキックボクシング団体)フェザー級、RKA(沖縄のキックボクシング団体)フェザー級タイトルを獲得している21歳。現在、WBCムエタイ日本フェザー級では7位にランク入りしている。1月11日のREBELSに初参戦すると、小笠原裕典からヒザ蹴り連打でダウンを奪って判定勝ちの番狂わせを起こした。


 1R、サウスポーの大脇に攻撃しながら前へ出る龍聖。ジャブ、右ロー、右ミドル、右ストレート、ヒザ蹴りと前へ出ながらの攻め。大脇はブロックを固めて左ストレート、右フック狙い。龍聖は前へ出ながらの右ミドル連打。首相撲に捕まえるとヒザ蹴りを見舞う。


 2Rも前へ出てどんどん攻撃を仕掛ける龍聖。右ミドルを蹴り、右ストレート、そして首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。大脇の右フックをもらうと笑顔を浮かべ、コーナーへ詰めると左右フックの連打。龍聖は右ローから右ハイ、そして右ストレートから左フックと流れるような攻撃。左ローを蹴る大脇だが、龍聖の攻撃に後退を続ける。


 3R、下がりながら右へ回り込み、右アッパーを打つ大脇。龍聖は右ミドルと右ハイ、右ストレートで追っていくが大脇も蹴りを返す。最後は龍聖が右フックをヒットさせて終了のゴング。龍聖は苦笑いしながら「終わった」と連続KOが途切れたことにが残念そうだった。大脇は1Rで肩を脱臼していたという。

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