早期リヴェンジを狙うも「『もう1回やってもいいよ』と言ってもらえるまで強い選手を倒す」
ベルトを失った朝倉海は、Bellatorの王座戦、そしてUFC挑戦のプランが、一歩後退したことになる。
それでも、貪欲にボクシングやレスリング、フィジカルの強化に取り組んできたことは無駄にはなっていない。MMAの頂きを本気で目指すのであれば、堀口同様に「自分に足りないもの」を補うしかない。
そして、再び世界の扉を開くためには、世界に繋がる結果を残す必要がある。
海は、「復帰戦は堀口選手と戦いたい。いち早くリヴェンジしたい。なんか記事出てたよね。めちゃくちゃ言われてる記事、俺も読んだけど、あれは実際、インタビュアーが誇張していて、あんな言い方はたぶんしていないと思うんだけど、それに近いことはたぶん言っていると思う。
それで言うと『3回目はもういい』と。俺は負けた側だから何も言う権利は無いと思ってるけど、実質1勝1敗。俺が勝っているときに対戦を受けてくれた堀口選手にすごく感謝の気持ちもあったし、もう1回やるのが筋だと思ったから今回、対戦を受けたけど、今回(堀口が)勝ったから『圧倒的差があったでしょ』と言われるのはちょっとズルいなというのを俺は感じた。
俺が1回勝ったときもほぼノーダメージで勝ったわけで、そのときに『差があるからもうやらなくてもいいでしょ』と言ったらそれで最後、終わったから。今回の(もういい)は違うかなと。ああいう負け方で終わったから圧倒的な差があるとは正直、思ってないから。(世間から)『差があるから(3度目対戦を)やる価値が無い』とか言われるけど、紙一重だと思う。絶対にリヴェンジしたい」と、3度目の決着戦を熱望する。
同時に、「でも結構、周りも(3戦目を)すぐには求めてないなというのも感じていて、だったら、ほかの強い選手を何人か倒して『もう1回やってもいいよ』と言ってもらえるまで、周りも『もう1回、観たいな』と思ってもらえる状況まで、アピールするしかないかな、引きずり出すしかないかなと思っています」と、価値のある勝ち星を積み上げて、3戦目の機運を高めたい、とした。