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【RIZIN】朝倉海、ケイプの合同練習呼びかけに「練習してみたい」。“日本版メガジム”構想も

2021/01/11 19:01

日本版メガジムに「日本のなかで出来ることがたくさんある」


【写真】赤坂の新ジムに設置されたフルサイズのケージ

 現代MMAがチームスポーツ的な要素を多分に含んでいることは間違いなく、今回のRIZIN史上最大のリマッチは、メガジム「アメリカントップチーム(ATT)」に所属する堀口と、朝倉未来兄弟のチームとの戦いでもあった。

 1勝1敗となった堀口戦後、海には、MMAの本場である米国など海外での練習を求める声が高まっているという。

「『海外に絶対に行った方がいい』という声が多くて、たぶん堀口選手を見ているからか、『日本じゃ勝てないよ』と。その意見も正しいと思うけど、何が正解かはやってみないと分からない。たくさん選手やコーチがいるのはいいと思うけど、いいことだけじゃない。すぐにその環境に慣れるわけじゃないし、全部が全部いいかと言ったらそうじゃない」と、海外に行けば必ず強くなれるわけではないと、海は主張。

 続けて、「まだ日本のなかで出来ることがたくさんあると思っていて、学べることも。こうして堀(鉄平)さんが新しくジムを作ってくれて、いろんな競技のトップ選手にも声をかけてくれていて、僕のためにやってくれています。そこでもうちょっと頑張りたいなという気持ちはあります」と、朝倉兄弟をサポートする元THE OUTSIDERファイターの“闘う弁護士”堀鉄平氏が“日本版メガジム”の環境を整えていることを語った。

 すでに、朝倉チームは赤坂見附にフルサイズのケージを入れたジムでの練習を開始しており、最新鋭のマシンも導入。今後、各ジャンルのトップトレーナーが集まる環境が整備されつつある。

 堀トライフォース赤坂代表は、SNSで「海君が海外で練習したいと言えば、快く送り出します。コロナ終焉後に、1カ月単位のキャンプで行くもよし、拠点を移すもよし。トライフォース赤坂に、専門トレーナー+スパーリングパートナーを招聘して、今のままでもよし。私は、息子がどういう進路に進むかについて、本人に決めさせる派です」とツイート。

 さらに「朝倉兄弟がアウトサイダーで戦っていた頃、プロじゃ通用しないし、ましてRIZINで活躍するのは無理と言われていた。そして今、このままでは海外では通用しないし、ましてUFC王者は絶対無理と言われている。以上」と、これまでも不可能と言われてきたことを、努力と工夫で実現させてきたことを語っている。

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