▼第6試合 フェザー級(66.0kg)5分3R ※ヒジあり
×内村洋次郎(イングラム)
[0分22秒 KO] ※右ストレート
○萩原京平(SMOKER GYM)
内村は、キャリア15年を誇るベテランストライカー。プロデビューは05年ZSTのリングで、以降はZST、パンクラスを中心に激闘を重ねる。総合格闘家として活躍する一方で、Krushやシュートボクシング、RISEなどでキックボクサーとしても試合をし、破壊力抜群の打撃を武器に、07年には初代ZSTウェルター級王者になった。17勝(2020年7月現在)のうち12勝がKO勝利と、その拳には絶対の自信を持っている。2020年2月にPANCRASEで行われた堀江圭功戦では、UFC帰りの堀江を流血に追い込み攻め立てたが判定で惜敗。8月のRIZINに出場予定だったが怪我により欠場。RIZINフェザー級戦線に割って入るか。
萩原は、8月RIZINで白川陸斗をTKOに下したストライカー。“喧嘩番長”の異名を持ち、中学時代はラグビー、17歳の頃から格闘家に憧れてアマチュア大会に出場し始めて20戦18勝の好成績をあげた。その後プロに転向し、戦績は3勝2敗。8月の「RIZIN.22」では、朝倉兄弟と共に練習する白川陸斗をジャブ&カーフキックのローで崩し、ボディ打ち&ヒザ蹴りなど上下の攻撃にテイクダウンも織り交ぜ、最後はワンツーでTKOに下している。しかし、連戦となる9月のRIZIN.24では立ってよし、寝てよしの強敵・芦田崇宏に1R アームロックで敗れている。
1R、サウスポー構えの内村に、オーソドックス構えの萩原。いきなりスピンキックは萩原。左の蹴りを放つ内村にカウンターの右を当てた萩原。一瞬、動きを止めた内村に、詰める萩原は、左を振る内村のストレートをアゴを引いて受けると、2発目の内村の左にカウンターの右ストレート! ダウンした内村に踏みつけの動作を見せたところでレフェリーが間に入った。
22秒、鮮烈K0勝利を決めた萩原は、「今日は僕の地元で試合ということで応援駆けつけてくれてありがとうございます。今日、メインで自分の階級のタイトルマッチがありますが、どっちが勝っても僕的にはどうでもいいですけど、来年には僕がそれを巻いているんでよろしくお願いします」と、豪語した。