▼第1試合 RIZINキックボクシングルール 63.0kg契約 3分3R
×山口侑馬(山口道場)
KO 3R 2分59秒 ※右フック
〇麻原将平(パウンドフォーパウンド)
山口は大阪山口兄弟の弟でNNOVATIONライト級とDEEP☆KICK 60kg級でタイトル獲得経験を持つ。近年はKNOCK OUTで活躍し、兄同様の倒すか倒されるかのド突き合いファイトを展開。2019年7月の後楽園ホール大会で、4勝4KO無敗のホープ森香津眞を2RにKOで仕留め、9月にはRISEスーパーライト級王座決定戦へ進出したが山田洸誓にKO負け。1月のRISEでも直樹にTKO負けを喫している。戦績は19勝(14KO)13敗2分。
麻原は正道会館空手出身で、2008年4月にプロデビューしたベテラン選手。RISEライト級のトップランカーとしてタイトル挑戦経験もあり、『K-1 WORLD MAX』にも出場した。2016年10月にはHOOST CUP初代スーパーライト級王座に就く。ローキックと飛びヒザ蹴りを得意とし、新人時代からK-1ヘビー級で活躍した武蔵の指導を受けている。前戦は今年8月のRISEで秀樹にKO負けを喫した。戦績は23勝(6KO)16敗1分。
2018年10月の『HOOST CUP』で、麻原は侑馬の兄・裕人にTKO勝ちしている。
1R、開始と同時に飛びヒザ蹴りでけん制する山口。ワンツーをヒットさせる麻原に山口は右カーフキックで対抗する。至近距離で左右フックが何度も交錯し、どっちが倒れてもおかしくないスリリングな攻防。その中で麻原の左フックが連続ヒットし、グラついた山口がヒザを着く場面もあったがこれはスリップ判定。
2Rは麻原もカーフキックを使い、カーフキックの蹴り合い。またも左右フックを打ち合い、麻原が左フックをヒットさせるが山口も右フックを当て返す。一発当たると連打で前へ出る山口。麻原は左ミドルとジャブで距離を取り、左フックで山口にヒザを着かせるがこれもスリップ判定。両者ともフックの強打を放つ。
3Rも出足から左右フックが交錯する。前に出て左フックを打つ山口。麻原は距離を保ちながらジャブを打つ。残り30秒で打ち合いに出た麻原が左フックでダウンを奪う。さらに左右フックの乱れ打ちで山口の身体が泳ぎ、右フックの連打でなぎ倒したところでレフェリーがストップ。試合時間はなんと残り1秒での麻原のKO勝ちとなった。