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【ONE】4大世界王座戦、ンサンが一本負けでミドル級王座陥落、デ・リダーが新王者に。クリスチャンがライト級初防衛、ニューイェンTKO負けでタン・リーがフェザー級新王者に。女子ストロー級はジンナンが4度目防衛

2020/10/30 19:10

▼ONEライト級世界選手権試合 5分5R(70.4kg-77.1kg)
〇クリスチャン・リー(米国/シンガポール)王者(75.7kg, 1.0005)
[1R 2分19秒 TKO]

×ユーリ・ラピクス(モルドバ)挑戦者(77.1kg, 1.0248)
※クリスチャンが初防衛

 ONEライト級世界王者クリスチャン・リーが14勝無敗のユーリ・ラピクスを迎え、初の王座防衛戦に臨む。

 現ONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーの弟クリスチャンは、2019年10月、日本大会以来の試合。前戦ではONE4連勝中だったザイード・フセイン・アサラナリエフを判定で下している

 現在4連勝中で、2018年11月に徳留一樹を1R パウンドアウトすると、2019年1月に4カ月前に反則の投げで敗れたエドワード・ケリーも1R パウンドでTKO。同5月には青木真也の腕十字を凌ぎ、2RにパンチラッシュでTKOに下している。

 対するラピクスは、イタリア・ミラノの「チーム・ペトロシアン」所属で、ONEフェザー級キックボクシングWGP王者のジョルジオ・ペトロシアンとともにトレーニングをしており、ONE参戦以来破竹の快進撃を見せている。

 2019年5月にシャノン・ウィラチャイをリアネイキドチョークで極めると、2020年2月には、マラット・ガフロフも同じリアネイキドチョークで67秒で仕留めている

 1R、いきなり詰めたクリスチャン。ラピクスの左に腰を落としながらもテイクダウンを狙う。四つから崩してテイクダウンも立つラピクスは払い腰テイクダウン! しかし足を戻すクリスチャンは潜りから足を手繰り、ブリッジから立ち上がる。

 すぐにボディロックから小外がけテイクダウンはクリスチャン! マウントを奪われたラピクスはシザーズからストレートフットロック。うつ伏せになって絞るが、回転して潰してパウンドはクリスチャン。

 右を連打すると前転して逃れようとするラピクスを回転させず、亀になったラピクスにクリスチャンはサイドバックから左右のパウンド連打! 動きが止まりレフェリーが間に入った。

 ライト級王座初防衛に成功したクリスチャンは、「250人だけど、ホームであるこのシンガポールで勝てて良かった。父とコーチに、そして美しい妻に感謝したい」と満面の笑顔で語った。

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