▼ONE女子ストロー級世界選手権試合 5分5R(52.3kg-56.7kg)
〇ション・ジンナン(中国)王者(56.25kg, 1.0014)
[判定3-0]
×ティファニー・テオ(シンガポール)挑戦者(56.6kg, 1.0168)
※ジンナンが4度目の王座防衛
両者は2度目の対戦。最初の対戦となった2018年1月「ONE: KINGS OF COURAGE」では、ジンナンがテオを4R TKOに下し、初代ONE女子ストロー級世界王座を獲得した。
その後、ジンナンはラウラ・バリン、サマラ・サントス、アンジェラ・リーに勝利し、2019年10月には1階級下のONE世界女子アトム級王座戦でアンジェラと再戦。5R リアネイキドチョークで敗れている。
一方のテオは、2018年1月にジンナンに4R TKO負けを喫するも、2018年11月に公式ランキング2位のミッシェル・ニコリニに判定勝ち、2020年2月には4位の三浦彩佳を3R TKOで下し、着々とランキングの上位まで上り詰め、再戦のチャンスを得た。
1R、ともにオーソドックス構え。テオは頭髪を丸刈りにして王座戦に臨む。対する王者ジンナンも弁髪姿。レフェリーは島田裕二。
右ローを軽く打つテオ。ジンナンはどっしり構え左のダブルで詰める。右ミドルを当てるテオ。ジンナンは左のダブルもテオはかわす。ジンナンは左インローをヒット。右から左も当てるとボディ打ち。さらに右ロー。テオはサウスポー構えにスイッチする。
2R、ギアを上げたジンナン。右ストレートを上から振ると、圧力をかけていく。サウスポー構えになるテオだが左の蹴りでジンナンの右は止められない。
ジンナンは右ローでテオを崩すと詰めるが、そこに首投げでテイクダウンを奪うテオ! サイドを奪うがジンナンは右で脇差しすぐに立ち上がる。ジンナンの左腕をキムラのクラッチで引き込むテオ。しかし腕を外すジンナンが上に。下からテオを抱きかかえるテオだが突き放すジンナンは飛び込むパウンド! 足を伸ばしテオは立ち上がりゴング。テオの左目周辺が腫れる。
3R、ワンツーを打つジンナンをかわして組みに行くテオだが、突き放すジンナン。右ストレートを上下に突く。さらに右ロー。右から左の返しは空振り。テオは右ハイをジンナンの頬にヒットさせる。ジンナンは効いてないと両手を広げる。右の前蹴りをアゴに当てるテオ。ジンナンは大きな右をスピーディに放つ。
4R、右の後ろ蹴りを放つジンナン。テオも前足に右ローを当てる。詰めるテオは右を差して組む。左でオーバーハンドで小手に巻くジンナン。首投げを狙うテオだがさせないジンナン。突き放して右を鉄槌気味に縦に振り、オーバーハンドを放つ。
5R、右の前蹴りはジンナン。テオも右ミドルを返す。ニータップから左ハイを打つテオ。それをかわして右を振るジンナン。左ボディストレートを突いて出入り。左で差して右ヒザを3連打で突くテオ。さらに大内刈に引き込むように下になるジンナン。しかし、ジンナンはフックガードから両足で跳ね上げ立ち上がり。その離れ際にテオはヒジも当てる。なおも組みに行くテオだが、組ませないジンナンも右目を腫らせている。ワンツーの右はジンナン! テオも右を返すがゴング。
判定は3-0でジンナンが勝利。1位のテオを下し、4度目の王座防衛に成功した王者は、「満足はしていない。相手の動きがとても良かったから勝てて良かった」と表情を引き締めた。
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— ONE Championship (@ONEChampionship) October 30, 2020
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