▼第11試合 スーパーファイト K-1ウェルター級 3分3R・延長1R
○野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
[判定3-0]※30-28×2, 30-29
×ダビド・メヒア(ポルトガル/スペイン/Gimnasio Formas/ISKA世界ウェルター級王者)
第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、ダビド・メヒア(スペイン)と対戦。
野杁は春に海外遠征を予定していたがその遠征の調整が遅れ、試合の時期がずれてしまったため、急遽3月に参戦が決定した。
相手のメヒアはISKA世界ウェルター級王座を保持しており、近年は中国のクンルンファイトやWLF武林風でも活躍している。クンルンファイトでは、近代ムエタイのトップ選手であるタワンチャイ・P.Kセンチャイムエタイジムとフルラウンドの激闘を演じ、判定で敗れるもパンチ主体のスタイルで左フックからの右アッパー、顔面とボディに打ち分ける右ストレートでタワンチャイを苦しめている。戦績は56勝(25KO)9敗1分。
野杁は「(同日にウェルター級の)タイトルマッチが組まれているが、次の挑戦者は野杁だと言われるような試合内容、結果が求められると思うので明日はしっかりいい内容でいい勝ち方して次の挑戦者に選ばれたい」と、久保優太vsジョーダン・ピケオーの勝者に挑戦できる結果を残したいと語る。
1R、ともにオーソドックス構え。左の蹴りを上下に打ち分ける野杁。スイッチしての左ミドルを当てるメヒア。左ヲーにはすぐに野杁も右ローを打ち返す。近づいて左ボディを当てる野杁は右ヒザも。互いにガードを固めて近づき右のかかとで打つローはメヒア。野杁もメヒアの腿にヒザを突く。メヒアの右から左の蹴り、右ストレートのコンビネーションに対し、ワンツー&ローで返す野杁。
2R、左右ローから右ヒザを腿に着く野杁。メヒアもワンツーから右アッパー。ガード固める野杁に右の蹴り。野杁はより距離を近づけて左のフックを顔面・ボディに打ち分ける。メヒアもお返しの左ヒザを腿に打つ。野杁の右ローの連打に後退するメヒア。左奥足ローの野杁に、右ローを返すメヒア。
3R、互いに攻守を入れ替える両者。ガードを上げて押し込み左右から左ボディを突く野杁に、メヒアも蹴り返す。しかしコーナーに詰める野杁はボディ打ちから後退するメヒアにワンツー、左ボディ、さらに左ヒザを高い打点で顔面に突く。
判定は3-0(30-28×2, 30-29)で野杁が勝利。世界の強豪相手に2連勝をマークした。ウェルター級では、同日に久保優太がジョーダン・ピケオー相手に王座防衛に成功しており、今後、野杁はどんな対戦相手を望むか。